去り行く夏を追いかけて…。晩夏の黒部源流域を巡る!(1日目)
先週の立山登山マラニックでようやくの夏らしさを実感しましたが、やはり例年よりもおとなしかった印象です。雨も多かったですね。
週の初めの頃は、週間予報では今週末もイマイチな天気でしたが、直前になって晴れの予報。あらかじめ準備をしていたわけではなかったですが、残り少ない夏山シーズンを満喫しようと、一泊二日のテント泊登山に行って来ました。去り行く夏を追いかける旅、今回は黒部源流域です!昨年も同じ時期に行きましたが、この秘境ルートは大のお気に入りなんです!富山の百山も登れますしね。
お馴染みの折立登山道。それにしても人が少ない!夏休みを終え、シーズン終盤だとこんなもんなんでしょうか?
晴れの予報なんですが、山はあまり…。雨こそ降りませんが、ガスに覆われアラレちゃんも霞んでます。
太郎平小屋に到着。やはりガス…。先の行程も長いので、早速ラーメン食べました。山小屋での食事はタイミングが大事!食材切らしてることもあるので、食べたい時に食べるべきです。
北ノ俣岳に向かっていると、だんだんガスが取れ晴れてきました。テンションめっちゃアップです。薬師岳をバックに今回の旅の相棒を!
しかしこの相棒が今回は重かった…。軽量化してるつもりですが、やはりテント泊だと装備もそれなりに。10キロくらいはありますかね。こんな荷物での登山は年に一回くらいなので、正直堪えます。
それでも、この景色の中を歩くのは本当に幸せでした。黒部五郎岳への道のりは確かに長いけど楽しさしかありません。約300mの坂を登りきった黒部五郎の肩に荷物を置き、山頂まではサコッシュのみで挑みます。
五郎ではたくさんの雷鳥さんに会いました。低い声でクークーと鳴く声がなんとも可愛い!
黒部五郎岳は今シーズン2回目の訪問です。ゴローさん、お邪魔します。
雷鳥さんに続き、ゴローさん宅ではオコジョさんにも会いました。すばしっこくてカメラに収めるのは厳しいかと思いましたが、偶然にも目の前で静止です。
帰り道では砂浴びする雷鳥さんが…。ゴローさん宅は賑やかだ…
黒部五郎のカールはいつ見ても見事!
黒部五郎小舎に着く頃はまたガスが…。この時点で午後3時。先に進むか迷いましたが、2時間あれば三俣まで行けるだろうと判断し、ここでは休憩のみです。
富山、岐阜、長野の三県に跨る県境の山、三俣蓮華岳です。ここが富山の百山の29山目。
山頂では、新穂高から登ってきたという4人組パーティーの方々と一緒にブロッケン現象を発見。一緒に盛り上がりました。
三俣蓮華岳から下ってすぐが三俣キャンプ場です。受付を済ませ、今夜の寝床を確保しました。ここのキャンプ場は水は豊富だし、ロケーションも最高です。テン場は15組くらいですかね。
寝床の確保の後は夕食です。この日はアルファ米のリゾッタがディナー。豪華ではありませんが、はるばる歩いてきたうえでテン場で食べるご飯はとても美味しかったです。
日没の頃は曇ってましたが、満天の星空と翌日の晴天を祈りながら、寝袋にくるまりました。
2日目に続きます。