まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

小平奈緒選手が取り入れた「ヒップロック理論」が気になる

平昌オリンピック日本選手団のキャプテンであり、スピードスケートの女子500mの金メダリスト、小平奈緒選手。体格で欧米人に劣る彼女が、今シーズン無類の強さを誇っているのはその滑りのフォームにあります。

 

今までのフォームだとコーナーリングの際に骨盤が傾き、氷から早く足が離れてしまうため、力を氷面に伝えきれませんでした。

 

そこで小平選手が取り入れたのが「ヒップロック理論」と呼ばれる骨盤の働きです。これは本来は一体の骨盤を左右それぞれのものとして捉え、コーナーリングの際も骨盤を安定させることによって、長く氷を押せるためスピードを得られるというものです。骨盤周りの筋肉を鍛え、感覚を研ぎ澄ませることによって、骨盤の動きを自らコントロールしている感じですね。

 

確かNHKの番組の中で、骨盤の感覚を鍛える小平選手の練習風景が映ってました。筋トレやフォーム確認といった内容とは異なり、一風変わった動きを繰り返していたのが印象的でした。どんな動きだったかは上手く言葉にできませんが…

 

この理論を知った私はすぐさま、「これって絶対ランニングにも通ずるんじゃないか?」と感じました。というか、骨盤は人間のあらゆる動きの中心ともなる部分です。ここを上手く動かせるかで、全てのスポーツや日常活動の動作を滑らかにしてくれるんじゃないでしょうか。小平選手の練習方法、どこかで紹介してくれないですかね?

 

ネットでは、レース直前まで一本下駄を履いて骨盤を意識していると紹介されてました。一本下駄も特注品らしいです…なるほど!まずはここからでしょうか?(笑)

OMMのローターベストがとっても使い易い

先月、行きつけのショップ「OUNCE」さんでOMMというブランドのインサレーションウェアを買いました。その名もローターベストです。

 

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実は私、これまでベストタイプのウェアは好きじゃなかったんです…。使うシチュエーションがイマイチ分からないのと、私ってベストがあまり似合わないんですよね。細身の方が着るとすごく似合うんですが、私みたいに体幹が太い筋肉質タイプが着るとますます太く見えてしまいます。

 

それなのにどうしてこのベストを買ったのか?

 

それにはいくつかの理由があるんですが、最も魅力的に思えたのがとても軽くて、使わない時もコンパクトに収納できることです。

 

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見てください!こんなサイズになっちゃうんですよ。

 

私としては、このウェアって最初から着るよりは、ザックの中に忍ばせておいて寒くなったら着るイメージです。なので軽量かつコンパクトになるのはとても重要。寒くなければ使用することもなく、それでザックが重く嵩張ってしまうのはデメリットしかありません。その点これだけコンパクトで軽ければ、ほとんど邪魔になりませんからね。

 

そして、もう一つの決め手がこのベストが化繊でできている点です。化繊ならばダウンみたいに、使用の際に神経質になる必要がありません。

例えば雪山登山で山頂に着いた時、それまでかいた汗でベースレイヤーはどうしても濡れています。そして山頂で停滞してると体がどんどんと冷えていきますから防寒着を着るわけなんですが、その防寒着がダウン素材だとすると、濡れたベースレイヤーの上に着るのってかなり躊躇います。そう!ダウンはメンテナンスが面倒なんですよね。しかも濡らすとロフトが減って機能が低下…本来の暖かさが得られません。

その場合でも化繊ならば躊躇なく着られます。メンテナンスも楽だし(そのまま洗濯機で洗えます)、たとえ濡れても機能は保持されますからね。

 

実は一昨日の小佐波御前山スノーハイクでも、山頂に着いた後にこれを着ました。ベースレイヤーとウインドシェルの間に着たんですが確かに暖かい。そして下りは上りに比べ運動量が減り、体も冷えやすいのでそのまま着続けて下山したんですがとても快適でしたね。薄くて軽いので体幹もモコモコしませんし、ベストだと腕の動きを妨げないのでストックワークや腕振りがとてもスムーズです。

 

ベストがこんなに使えるギアだとは…

今まで使ってなかったのが悔やまれますが、その分これからドンドン使っていきましょう!

冬だけじゃなく年中使えそうなので、私のザックには常にこのベストが入っていることでしょう。

手軽に登れる近場の低山、小佐波御前山でスノーハイク

せっかくの三連休なのに、天候がイマイチです。福井や石川ほどではありませんが、富山も今週新たな積雪があったので、山を楽しめると思い週末を楽しみにしてたんですが…。

 

かろうじて土曜の昼頃までは天気も持ちそうとの予報だったので、今回、富山の百山の更新はお休みして、すでに登ってしまっている小佐波御前山に行ってきました。自宅から登山口まで近いのと、馴染みの山なので早々と天候が崩れても大丈夫だろうと思ったからです。ちなみに小佐波御前山は昨年の正月、百山の2山目に踏破済み!

 

登山口に到着してスノーシューの準備をしていると、前方にすでに登り始めている人たちを見かけました。さすがは人気の山!無数に踏み固められたトレースがたくさんです。今回もスノーシュー必要無いくらいだ…

 

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小佐波御前山は高低差約500mを5㎞ほど歩いて登るのでとてもなだらかです。無雪期のトレラン練習コースとしても人気ですね。ツワモノの人はここを3往復するんだとか!

 

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なんとか天候もってくれました。1時間30分掛けて山頂に到着です。登る人、降りてくる人含めて5組くらいにはお会いしました。

 

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雪に覆われた富山平野を一望。山頂では少なくなったガスにヒヤヒヤしながらも、かろうじて作れたラーメンを食べてきました。装備品はちゃんと事前にチェックしておかないとダメですね。

 

下山は1時間ほどで完了。往復3時間程度を予定していましたが、固い踏み跡のおかげでスピードが出て、2時間半で戻ってこれました。

 

でも、せっかくの休日。もうちょっと負荷があっても良かったかなーと感じた私。丁度雨も降り出してきたので、いつもの体育館で1時間のジョクを行いました。これでトータル3時間半の運動。日曜と月曜は悪天候であまり動けなさそうなので、これくらい頑張ってもいいでしょう。

42山目は一年中楽しめる上市町の千石城山へ

約1ヶ月ぶりの登山になりました。

ようやく道の除雪がされてきて、登山口まで支障なく行けそうかな?と思い、節分の3日、上市町の千石城山(758m)に登ってきました。

実はこの日はあまり天気は良くなかったのです。それでも登ることにしたのは、1ヶ月もブランクを空けてしまうと山に登る体力が失われていくことや、来週からは次なる寒波がやってくるらしいので、今週を逃すとまたしばらく行けなくなる懸念があったからです。あと、私自身に好山病の禁断症状が出そうだったので…。

 

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登山口付近の駐車場まではしっかり除雪がしてあり、すでに3、4台の先客が…。なるほど、ガイドブックにあるようにこの山は一年中人気みたいですね。踏み固められたトレースがキレイに残ってて、ハッキリ言ってスノーシューも要らないくらいです。数人の方とすれ違いましたが、どなたもツボ足でした。

 

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登山開始から50分ほどで山頂に到着です。夏山だと難易度も高くないので、あえて冬に狙った山だったんですが、雪山でもさほど苦労せずに登れました。せっかくお昼ご飯を持って登ったのに、全くお腹が空いていません。物足りなさを感じながらも、山頂にて記念撮影です。

 

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これで富山の百山も42山目を踏破。晴れていれば剱岳と早月尾根が見渡せるようですが、この日は残念ながら…。晴れた日にまた来たい山ですね。

 

同じルートで下るのはつまらないと思い、帰りは踏み跡のあった別ルートを下り、さらに途中からはその踏み跡からも外れ、森の中を自由に歩き回って降りてきました。パウダースノーならもっと良かったんですが、多少締まったこの日の雪でも全然楽しめました。これこそがスノーハイクの醍醐味ですね!

 

往復で2時間も掛らないお手軽な山でしたが、久々の登山なのでこれくらいが丁度良かったかもしれません。私の禁断症状もだいぶ治りました。やっぱり山はいいなぁ…。

2017年の富山の百山踏破を振り返る!(21〜28山)

先週から富山は大雪&低温に見舞われてます。雪に関しては先々週も結構降ったので、雪だけならばそれほど日常生活に影響がなかったのかもしれませんが、今回は低温状態が数日続いているんですよね。通勤は普段の倍以上時間かかるし、洗濯機の水道管が凍って水が出なく洗濯ができないなど、不便なこと極まりないです。そこたら中で渋滞してて、道路も荒れまくりなので、出かけること自体がリスクだらけ…なので今回も昨年の富山の百山を振り返ります。

 

 

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21山目は富山のトレイルランナーの聖地⁈、大日岳です。大日岳は急登に始まり、ハシゴ、ロープの箇所もあれば、写真のような木道の湿原歩きもあるオールマイティな山。途中で山小屋もあるし、水場もあるので補給もしやすいです。

山頂で出会った60代と思われる3人組の女性方から「そのタオルどこに売ってるの?」と百山タオルに関心を持たれました。なんとこちらの方々とは次の週末に立山でもお会いすることになります。

 

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22、23、24山目は立山黒部アルペンルートを使って室堂から登った、浄土山龍王岳、立山になります。例年より雪が多く、浄土山立山では苦労しましたが、多くの高山植物に癒されました。7月の半ばでしたが、涼しかった…。立山の大汝山が富山の百山の最高峰になります。

 

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25、26山目は天候不順のガスガスの中、北ノ俣岳黒部五郎岳を折立登山口から日帰りで往復しました。五郎岳は大好きな山なので、これからも毎年行きたいなぁ…

 

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こちらもガスガスだった27山目、奥大日岳です。途中から雷も鳴り出したおっかない登山になりましたがライチョウの親子に出会いました。

 

28山目は別山でした。夏山シーズンだったので、北アルプスばっかり行ってた時期でしたね。5人でのゆる登山で、山頂ではすき焼きを食べました。鍋や食材を持って行ってくれた仲間に感謝です!

 

 

2,500mを超えるアルプス級の山は夏場にしか行けないので(年中行かれる方もいらっしゃいますが…)、7〜8月は北アルプスが中心になります。おそらくこれは今年以降もそうなるでしょうね。残念ながら、2017年の夏山はあまり天候に恵まれなかったですが、2018年は後立山連峰あたりを目指したいですね。剱もまだ行ってないし…。

 

29山以降はまた次の機会に紹介します。

2017年の富山の百山踏破を振り返る!(11〜20山)

今シーズンの冬はあまりスノーシュー登山に行けていません。私、基本的に山は、晴れた日に行きたいんですが(ほとんどの方がそうだろうと思いますが…)、北陸の冬は晴れる日が少なく、せっかくの晴天が休みの日に重なった先週の日曜は予定がありました。ロードの練習は確保できてるんですがね。

 

残された山が少なくなるにつれて、ペースが落ちるのは仕方ないことだとは思っていますが、まだそんな段階ではないはず。自らのスキルアップのためにも、多少の悪天候でもチャレンジすべきなんでしょうね。視界不良だと楽しくはないですが…

 

なのでここは昨年登った山々を振り返り、新たな山々へ思いを馳せたいと思います。今回は11〜20山です。

 

 

11山目は塔倉山です。低山なので目桑コース、長倉コースを往復しました。4月はまだまだ雪も残ってました。

 

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12山目は朝日町の大鷲山です。海抜0mから登る海沿いの山でした。こちらも山頂手前から雪。この年は雪多かった…。

 

13山目は来拝山です。ルナサンダルで登りましたが下りに残雪があり、かなり冷たい思いをしました。この時期の山にはまだまだが残雪が多いので、1,000m以下の低山ばかりにいってましたね。

 

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14山目が石川県との境にある笈ヶ岳です。登山道のないこの山は残雪期にしかアタックできない、かなりの難易度の山です。アイゼンを装着して挑みましたが、天気も良く、踏み跡だらけで楽しく登れました。この山に登れたことが大きな自信になったのは間違いないです。

 

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笈ヶ岳登頂の翌日に、仲間に誘われ登ったのが15山目の中山です。百山挑戦初のパーティー登山になりました。例年よりも多い残雪に苦労しましたが、山頂からからの剱はカッコよかった。

 

16山目は人気の大辻山です。山頂からは見事な展望らしいのですが、この日は曇り空でした。でも人気な山だけに、多くの人で賑わってました。山頂も広くて過ごしやすいです。晴れた日にまた行きたいですね。

 

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17、18山目は大品山と鍬崎山のダブルピークハント。ウルトラマラソン完走後のダメージ残ってたので、ポールを使ってほぼ歩きで登りましたが、思いのほか楽でした。残念ながら薬師の勇姿は望めず…

 

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19山目は百山初の北アルプスへ!大好きな薬師岳に行ってきました。夏山シーズン手前ということで、登山客もまばら。アルプスはやっぱり格別だなぁと実感しました。

 

そして20山目は女子会登山に混ぜてもらう形で上市町の高峰山に登りました。登山口までの道に迷ったり、木に頭をぶつけたりとハプニングもあったけど、華やかで楽しい登山でした。コースも整備されてるし、高低差も少ないので、初心者の方にはぴったりの山ですね。

 

 

のように、スタートから約半年で20山をクリア!特に笈ヶ岳は最後まで残るだろうと思っていただけに、この段階でクリアできたのは本当にラッキーでした。

 

次回は夏山シーズンに登った20〜30山を振り返りたいと思います。

2018年最初の登山はスノーシューで鍋冠山へ!

今週、富山では県の西部を中心に大雪に見舞われてます。平地でもこんなに積もったのは久しぶりですね。通勤も大変だし、物流も止まりコンビニから弁当やおにぎりが消えてます。雪に慣れているはずの富山県内でも、いろんな方面で市民生活に影響が出てきてますね。でもこんなに雪が積もって、心なしかウキウキしてる私は子供っぽいのかな…

 

さて、この大雪に見舞われる前の先週の日曜に、2018年の最初の富山百山に挑んできました。今回行ってきたのは上市町西種地区から登る鍋冠山(900m)です。

この山、ほとんどは富山百山の高峰山までと同じコースなんですが、その途中でルートを外れ、藪を漕がなければ山頂に行けません。なので薮が雪に覆われたこの時期にスノーシューで登ることにしました。この時点で平地の雪は消えてましたが、山にはたっぷりあるだろうと思ってました。

 

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スタート地点の西種地区ですでにこの雪!こりゃ期待できそうです。

 

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集落内は融雪されてたため、スノーシューは手に持って歩いて行きました。集落を過ぎた地点からいよいよスノーシューを装着です。すでに先客がいたようで、踏み跡がしっかりありました。

 

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夏場にグループで登った高峰山のルートを、今回はスノーシューで単独行です。このコースは林道が長いんですが、スノーシューだと時に林道を外れ、ショートカットしながら標高を上げて行きます。雪質も軽くてかなり楽しい!

 

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左手の木々の合間から剱が見えました。「岩と雪の殿堂」の名に相応しく神々しいです。

 

本来スノーシューはスピードも出ませんし、負荷も掛かって結構キツいんですが、今回は踏み跡がずっと続いていたのでかなり楽でした。誰もまだ歩いていない雪原に、自分だけの足跡をつけるのも楽しいんですが、体力やルート選択の面からみると、この日はかなり助かりました。

 

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ラストの急坂もさほど苦労せずに無事山頂にたどり着けました。 残念ながらここが山頂だと示すものは何一つありませんでしたが、スマホGPSや、周りの山々と地図を照らし合わせても、ここが山頂で間違いなさそうです。

 

これで通算41山目を踏破。2018年の挑戦も無事スタートできました。今年も富山の百山を着実に登り、たくさんの景色や人に出会いたいと思います。