南砺市利賀村のそば祭りに行ってきました。
毎年5月に開催されている「TOGA天空トレイルラン」や、金剛堂山への登山の時に訪れる南砺市利賀村。県内有数の豪雪地帯で、かつてはスキー場もありましたがそれも閉鎖され、冬の間に訪れる観光客はかなり少なそうです。
そんな利賀村の冬の観光の目玉がコレ、「南砺利賀 そば祭り」です。
今回で15回目なんですね。
長年、地元の雪まつりと日程が重なることが多かったり(近年はズレてきた)、悪天候で運転が不安だったりでなかなか機会に恵まれませんでしたが、ようやく今年行くことができました。
流石の豪雪地帯。雪の量は例年より少ないとは思いますが、それでも私からすればたっぷりあるように見えました。あと、駐車場や会場の人の多さに驚きです。祭りの知名度は高いんですね。子供たちの姿も目立ちます。
まずはカエルの雪像がお出迎え。
でっかいカマクラの中でくつろげます。
ステージでは地元の子供たちによる「初午」が披露されました。
この初午は約200年も続く伝統行事で、富山県の無形民族文化財にもなってます。少子化で存続も簡単ではないと思いますが、寒空の中、子供たちの張り切った姿にとっても心が暖かくなりました。
さて、そば祭りに来たからには蕎麦を食べないと始まりません!と意気込みましたが、なんとどの蕎麦コーナーも長蛇の列です。昼時なのでみんな考えることは一緒ですね。私、普段は食事に20分以上待つことは無いんですが、今回はどうしても蕎麦を食べたかったので迷いながらも並び続けました。
そして待つこと1時間…
ついに蕎麦にたどり着きました。登山で山頂にたどり着いたくらいの喜びと達成感です。これで美味しくなかったら…と並んでる途中はネガティブな感情も湧いたりしましたが、そんな心配は無用でした。なるほど、これはウマイ!行列になるも納得でしたね。
蕎麦のあとは「丑曳き」という伝統行事に参加。牛に見立てた重さ2トンもある巨木を、口上に合わせて観光客みんなで引き回します。これがなかなか思い通りに動かせないのですが、この気まぐれな動きを昔の人は牛に見立てのかもしれませんね。
最後は熊汁を頂いて帰路につきました。熊の肉はとっても筋肉質で噛み応えありました。食用に育てられてる牛や豚、鶏と違って、野生的でしたね。美味しかったけど、たくさんは食べられないかな…。
私は今回見られませんでしたが、夜には花火まで上がるそうです。ただ、そこまで見るにはさらなる防寒対策が必要でしょうね。日中もおそらくは氷点下だったと思われますが、これ以上冷えるのはキツいなぁ…。