まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

暑さにやられ、やっとの思いでゴールしたTOGA天空トレイルラン

今年のトレイルレースの第一弾、地元富山の「TOGA天空トレイルラン」を走ってきました。このレースは3年連続の出場になります。なんとの大会、昨年スポーツ庁長官賞の第1号を受賞した素晴らしい大会なんです。

 

この日は週間天気予報で予測されていた通り、めちゃくちゃ暑くなりました。標高が高いだけに朝は涼しかったのですが…

 

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私が出場したロングコース(40.9㎞)は朝7時半にスタート。

序盤はペースを守り、必ず暑くなるであろう中盤以降に体力を残しておく作戦で進みます。コースの最高点、旧スノーバレー利賀スキー場の山頂には過去2回よりも楽にたどり着けました。

 

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ゲレンデ跡を直登。ほぼ歩きです…

 

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山頂付近で残雪出現。涼しくて走りやすい!

 

金剛堂山の登山道に降りてくると、ジリジリと暑さを感じるようになってきました。「まだなんとか大丈夫だな」と思いつつ、この辺りでもペースは乱れません。ミドルコースの出場者に混ざりつつ、上百瀬のエイドに到着です。

 

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中盤のトレイル。

木々の中は涼しさも感じますが、例年よりも確実に暑くなり始め、スピードが出なくなりました。このあたりでちょうど中間です。

 

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25㎞地点のそばの郷エイド。

実はこのエイドの手前あたりからお腹が緩くなりました。暑さ対策で水分を多く取るため、どうやらお腹を下したようです。これが山の中だったらと思うとゾッとしますが、今回はエイド手前で助かりました。トイレに駆け込み事なきを得ます。ただ、ここでタイムロスと、水分をさらに体外に出してしまう結果に…

 

そばの郷を過ぎると暑さも本格的に感じるようになりました。登りは歩く区間が多くなります。林道は日陰もないので直射日光をもろに浴びます。しかしこんなコンディションでも走って登るランナーいるんですよね。「あぁ、見習わなければ!」と感じつつも、どうしてもチカラが入りません。それでもなんとか踏ん張り30㎞地点の瞑想の郷エイドにたどり着きました。

 

30㎞以降は悔しい事にほとんど歩き通しでした。下りはなんとか走りますが、登りやフラットな箇所はほぼ歩きです。エイド毎に首筋や両腕に水を掛けてもらってましたが、1〜2㎞も進めばほとんど乾いてしまい、全身がうだる暑さ…。日陰の残雪を木の枝で崩して手に取り、頭や首筋にあてがいなんとか暑さに対抗しますが、走れるまでには回復しません。残り10㎞がとにかく長かったです。

 

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やっとの思いでゴール。

ロングコースは昨年と距離は変わりませんが、ラストがトレイルからロード&林道が多くなり、難易度は下がったような…。それなのに昨年よりタイムを落としたのは、明らかに暑さが影響したと思われます。順位もかなり下げてしまいましたが、こちらは大会のレベルが上がっているのもあるかも…。スポーツ庁長官賞を受賞して、知名度も上がっているのかもしれません。

 

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レース後は会場そばの百瀬川でアイシング。走り終えたランナーたちが気持ち良さそうに浸かっていました。ただ、雪解け水なのでめちゃくちゃ冷たかったですね。

 

レース後の温泉で体重計に乗ってビックリしたのは、ものすごく体重が減っていた事です。それだけ凄まじい発汗量だったようですね。確かに夜寝るまでの間、喉が渇きまくりでした。レース途中のトイレ以降、寝る直前まで尿意も全くなかったため、相当体から水分が出てしまっていたようです。

元々暑さに弱いことは分かっていましたが、ここまでパフォーマンス低下させられる事を考えると、25℃以上のコンディションでの大会出場は厳しいかなあ…。何か対策を考えたいですね。