まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

信越五岳の準備を着々と…

トランスジャパンアルプスレース立山登山マラニックといった、2018年の夏を熱くしてくれたレースも終わり、秋になればいよいよ私の番です。人生初の100マイルレースの完走へ、徐々に準備を整えていかなければ。

 

とはいえ、結果的に距離短縮になりましたが、過去二回100マイルレースのスタートラインには立っているので必携装備などは一通り揃えてあります。新たに買い揃えるモノはそんなにないかな……と思っていたら、思わず手が伸びてしまいました。

 

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信越五岳のレースプロデューサー、石川弘樹さんが手掛けたトレランザック、グレゴリーの「ルーファス12」です。またまた覗いたメルカリで一度のみの使用のものが格安で売り出されていたので思わずポチッと!

ルーファスは先行発売されてた8リットルのタイプを試着した時は、「自分の体にはフィットしないなー」って感じていたんですが、この12リットルは、とあるショップで背負った時はかなりの好印象でした。容量も大きいし、フロントやサイドなど至る所にポケットがあり、基本ザックを降ろさなくても補給が出来る工夫がなされています。そして何よりカッコいい!これ大事です!

 

すでに2回ほど荷物入れて試走もしていますが、背負い心地はとっても快適でした。フロントポケットにボトル入れるんですが、かねてから使用してるシンプルハイドレーションがピッタリです。(春から使用してるシェイクハンドは少し縦に長いのではみ出てしまう…)

おそらくは本番もこのチョイスになるでしょう。

 

そして、ロングレースでいつも頭を悩ませる補給食も新たな一品を投入しようかと考えています。それがこちら!

 

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北海道にあります天狗堂という食品会社が製造、販売してる「くるみ餅」です。1本40gで152kcalが摂取できます。あの井村屋のスポーツようかんよりも高カロリー。そして特筆すべきは1本108円という優れたコストパフォーマンスと、とっても美味しいということです。どんなに栄養価が高く優れた効能でも、美味しくないと補給そのものが苦痛になります。ロングレースだと胃腸トラブルを起こしやすく、そうなったら無理やり食べることも強いられますが、自分の好物ならばなんとか食べれるかもしれません。まぁ、そうならない事を祈っていますが。

 

ありがたいことに自宅近くのコンビニでいつも店頭に並んでいます。お店の方も「根強いファンも多いので、これからも取り続けますよ」とのこと。12本入りを2つくらい箱買いしようか真面目に検討してます。

今年はボランティアで参加!第21回立山登山マラニック

あれからもう一年経ってしまったんですね。

 

昨年の20回記念大会で念願の山頂ゴールを達成した私。あの感動を今度は他のランナーに味わってもらいたく、その手助けになればと思い今年はボランティアで参加しました。海抜0mから3,003mへの旅は、ここ富山でしか体験できない素晴らしいイベントです。

 

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事前に配られた案内とボランティア用のバンダナ。名前入りストラップとバンダナがボランティアスタッフの証です。

 

さて、当日は残念ながら雨の予報。この大会、本当に雨に祟られる大会ですね。昨年の山頂ゴールが5年振りだったので、次の山頂ゴールまで、また数年待たないといけないのかと感じてしまいます。ただ、朝起きた時、立山駅に集合した時、今回私が担当する弘法エイドに到着した時はいずれも曇り空でした。ライブカメラ観ると、標高2,000m以上から雨と風が強くなっているようです。

 

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到着したら約10名程のスタッフとエイドの設営です。例年弘法エイドは地味な印象でしたが、今回から「癒されエイド」に生まれ変わり、水饅頭は振る舞うわ、音楽は鳴らすは、女子が浴衣でもてなすわで、えらく賑やかになりました。私はというと、体力ありそうだと見抜かれて、弘法よりも先の七曲りという地点の道案内に指名されました。選手が進む木道と車道が重なる地点なので、選手が車道に出ないように案内する係です。

 

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AM8:30頃からPM12:30分まで約4時間の任務。幸い雨にも降られず、無事選手を案内できました。

私の印象としては、ウォークの部の方と比べ、マラニックの選手が少なかったことです。出場者は数倍マラニックの方が多いにも関わらず…です。聞くと、どうやらロード区間でかなりのランナーが体力を消耗しリタイヤ、もしくは関門に掛かってしまったようです。早朝からの高温(30℃近く?)、向かい風が堪えたようですね。自然が相手の大会ならではの厳しさです。今年みたいな条件だったら私も大苦戦したかも…。

 

道案内を終えた後は、エイドを撤収して室堂にバスで移動です。どうやら今回も山頂ゴールはお預けとなり、室堂がゴールに設定されていました。まぁ、バスから降りたら雨風で寒い寒い😨。ここまでたどり着いた選手たちは凍える寒さだったと思いますね。私も一昨年や3年前を思い出しました。

 

実は晴れていたら雷鳥沢キャンプ場でテント泊をしようかと計画してたんですが、さすがに諦めました。こんな天気では全く楽しくないし、下山後のテントのメンテナンスを想定するとゾッとします。大人しく当日中に下山しました。

 

選手のみなさん、お疲れ様でした。

そして、今回ボランティアという役割で大会に参加しましたが、実行委員をはじめとする関係者の方々の、大会にかける想いみたいなものをひしひしと感じることができました。選手の時には見えなかった、ちょっとした舞台裏を覗いたような感覚ですかね。私、今後も選手として参加する大会があるでしょうが、全ての大会関係者に感謝の気持ちは忘れちゃいけないなと改めて感じました。

 

 

久々の低山登山。アルプスも悪くないけどトレイルはやっぱり最高。

お盆も過ぎ、1週間胸を熱くさせたTJARも閉幕しました。夏の甲子園も閉幕し、私の中では夏が終わりを告げつつあります。

 

アルプスの夏山シーズンはまだまだ真っ盛りですが、今回は久々に低山を登ってきました。睡眠負債返済のため早起きしなかったのが理由ですけどね。(←単なる寝坊です)

 

今回は黒部市にある鋲ヶ岳(861m)と烏帽子山(1,274m)の2山です。先週までの暑さが一気に和らいだ印象だったので、低山でも快適かなと目論んでの登山です。それでもまぁ、暑かったですけどね。

 

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まずは北陸道に乗り魚津ICで下車、黒部方面に向かいます。山あいのくろべ牧場からさらに山奥へ進み、嘉例沢森林公園に車を停めます。ここまでが遠い…。あたりはキャンプ場になっていて、登山口もすぐそこにありました。

 

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手入れされた登山道を10分も登ると早くも尾根に出ました。分岐を左に進み、まずは鋲ヶ岳に向かいます。

 

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なんと5分ほどで鋲ヶ岳山頂に着いてしまいました。ここが富山の百山の52山目になります。この山は丁寧に手入れがされていて、尾根も緩やかなので結構走れます。でもそうすると汗が吹き出てきました。 涼しくなったとはいえ30度近くはありそうなので、やっぱり暑い😵

 

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先ほどの分岐まで戻り、今度は右側へ!烏帽子山から延びる尾根づたいに山頂を目指します。ご覧の通り、気持ちのいいトレイルが続いてます。

 

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途中の展望台から宇奈月温泉の街並みが見えます。バックにそびえる、白馬岳をはじめとする後立山連峰は雲に半分隠れてました。

 

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スタートから1時間ほどで烏帽子山の山頂に到着です。53山目ですね。

夏山シーズン真っ最中で、みんなアルプス行ってるんでしょうか?途中で出会った登山者は2人だけでした。お陰でガンガン走れましたよ。

 

烏帽子山の登山道は、来月参加の信越五岳のトレイルと似た雰囲気がありました。標高も似たようなもんだし….。アルプスなどのガレ場、岩場だらけとは違って、土のトレイルは足元にも優しいのでドンドン飛ばせます。次第にテンションも上がる!

 

帰りはさらに早く、35分ほどで駐車場まで降りていけました。いやぁ、ここのトレイルは魅力的だなぁ…こんな場所があるなんて、全然知らなかったし、また来たいなと思わせる山でした。でも家からは結構遠いんだよね。しょっちゅうは行けないのが残念でなりません。

 

「天空の超人」たちの勇姿に、ただただ憧れた。

今ちょうど開催中のトランスジャパンアルプスレース(TJAR)。日本海富山湾から、北アルプス中央アルプス南アルプスを超え、静岡の太平洋に至る全長415㎞の長大なレースのスタートを見届けてきました。

このレースに参加できるのはわずか30名。しかも2年に1度の開催なので、このレースのスタートラインに立つのは並大抵のことではありません。厳しい選考を勝ち抜き、極限までに自分を磨き上げたまさしく「超人」でないと、このレースには参加できないのです。

 

前回、前々回共に魚津のスタートを見に行った私ですが、今回は特別な想いで見届けてきました。というのも、2年前の立山登山マラニックで同じ部屋に泊まったAさんが、今回このレースに出場するからです。私が憧れる100マイルレースを何度も完走し、海外のレースにも参加、完走経験のあるAさんは、すでに当時でも私には眩しいくらいのキャリアを誇る超人でした。同部屋の縁があり、以降SNSで交流を続けさせてもらってますが、やはりTJARを狙ってたんですね。予選会を勝ち抜き、抽選も突破したと聞いた時はなぜだか私まで胸が熱くなりました。

 

当日は夕方に他の用事があり、開会式には間に合いませんでしたが、スタート前にばっちりお会いできました。

 

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そのビブス、メッチャカッコいいんですけど!

 

出場30名の勇姿を見届けようと、スタート会場には数百人ものファンが来てましたが、このビブス着た選手の周りは常に人だかりが。記念撮影や、励ましの言葉をかける人々の波が途切れません。スタートに立てるだけで英雄ですもんね。

 

Aさんにザックを背負わせてもらいましたが、意外と軽かった…。間違いなく、先週私がテント泊で背負ったザックより軽かったです。おそらくギリギリまで軽量化に努めた成果でしょう。トライ&エラーを繰り返し、自分に最低限必要なものを選び抜いた結果でしょうね。

「この重さなら結構走れるかな?」と恐れ多いことを考えましたが、私が同じ装備でアルプスの縦走に耐えられるかというと、全く相手にならないでしょうね。もし私がこのレースに挑戦するならば、まだまだ装備やスキルの面でブラッシュアップする必要がありそうです。

 

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スタート直前の風景です。みんないい顔して輝いていますね。どの選手もここのスタートに立つまでにたくさんの苦労や挫折を経験し、どれほどの汗と涙を流したことでしょう。一人一人の生き様がひしひしと感じられる、素晴らしい瞬間でした。

 

午前12時のスタートを合図に歩き始めた選手たち。今頃はすでに南アルプスを縦走中ですが、どうかみなさん無事に大浜海岸にたどり着きますように!

Aさん、絶対にゴールしてください!スマホ片手にGPSラッキング見つめながら応援してます。

 

 

 

記念すべき50山目!立山連峰大縦走(2日目)

翌朝は4時くらいに目が覚めました。とは言いつつも、テント泊&シュラフは私、熟睡できた試しがありません。だいたい1〜2時間おきに目が覚め、寝たり起きたりを繰り返し朝を迎えるのが定番で、今回もそうでした。寝返りを自由に打てないのが熟睡を妨げてるんだろなと思ってるんだけど違うかな?

でも今回、寒さは凌げました。ダブルウォールテントだったことと、8月の上旬という一年で最も気温の高い時期だったことが要因でしょう。化繊シュラフ(OMMのマウンテンレイド1.0)とSOLのエスケープヴィヴィの組み合わせで十分でした。長袖のベースレイヤーとダウンジャケット着たのも効果あったと思います。

 

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のんびり朝ごはんを食べ、テントを撤収してたらあっという間に6時ごろになってました。この日の朝は晴れてて澄み切った空気が清々しいです。出発前に山小屋のトイレで用を足し、水を補給してからテン場を後にしました。ちなみに私、テン場では一番遅い出発でした。みなさん早い!というよりは私が遅すぎ⁈

 

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スゴ乗越小屋を出てすぐに見えた雲海。富山平野を覆い尽くしていました。まさしく雲の海。鍬崎山が島のように見えます。

 

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この日の最初のピーク、「スゴの頭」に到着です。なかなかの登りでした。BBTの中継班をはじめ、私より先に小屋を出た人たちをここの登りでパスして行きました。奥に見えるのが、これらが向かう越中沢岳です。

 

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スゴの頭から越中沢岳への登りは道も荒れていて中々大変です。体力的にも元気だった私はそれなりのペースで進めましたが、BBTの中継クルーがここを登るのは大変だろうなと容易に想像がつきました。でも天気が良くて見晴らしがいいのが心を軽やかにしてくれます。

 

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スゴ乗越小屋から1時間40分。ついに富山の百山チャレンジの50山目、越中沢岳に到着です。山頂は誰もおらず、360度のパノラマを1人独占してました。

バックに昨日登った薬師岳を従え記念撮影です。区切りの50山目に相応しく、素晴らしい展望でした。

 

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スゴ方面からの越中沢岳は急登でしたが、立山、五色ヶ原方面からのアプローチならば、なだらかな草原が広がっています。目の前にはこれから向かう鳶山がそびえていました。こちらが51山目になる予定です。

 

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越中沢岳から1時間、51山目の鳶山にやって来ました。ここまでの稜線歩きで人に会うことが滅多にありません。本当に静かな山旅となりました。富山に居ながらこんな景色に出会えるなんて!

 

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鳶山から降ると五色ヶ原山荘が見えてきました。五色ヶ原はまさしく天上のお花畑。整備された木道をのんびりと歩きます。山荘では菓子パンをゲット。その場でたいらげ、山荘のお姉さんに水を補充してもらいました。

 

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安土桃山時代越中を治めた武将、佐々成政が「さらさら越え」で越えたとされるザラ峠です。崩壊が進む立山カルデラを突っ切って真冬に登ってきたなんて本当なんでしょうか?でもロマンある話ですよね。

 

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ザラ峠から見上げた獅子岳への登り。個人的にはここの登りが一番の核心部だった気がします。地図ではさほどの登りとは感じなかったため、目の当たりにすると閉口しました。「聞いてないよー」的な感じですね。

 

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それでも足が止まったりすることはありませんでした。そろそろ空腹を感じつつも獅子岳をクリアし、雪渓の残る鬼岳東側も順調に越えていきます。

 

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この旅のラスボスは龍王岳でした。まさしくドラクエみたいな響きです。この山、室堂側から登ると浄土山からすぐそこなんですが、五色ヶ原方面からだと「あんな険しい山登れるの?」といった風貌です。幾多もの山を越えてきてのラストの登りは堪えました。

 

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それでも無事浄土山までたどり着きました。ここまで来ると多くの登山客に出会うようになります。一の越経由で室堂に向かうルートもありましたが、県内の小学校の立山登山シーズンと重なり、かなりの児童が歩いていることが予想されたので、室堂山経由で降りることにしました。

 

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室堂山から、今回歩いてきたルートが一望できました。薬師岳はすでに雲の中ですが、この日歩いた越中沢岳や五色ヶ原がよく見えます。これらの山々を眺めながら、ここまで残してあったアルファ米のチキンライスを食べました。

 

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午後1時半、室堂ターミナルにゴールしました。平日にもかかわらずすごい人出で、さっきまでの静かな山歩きがウソのようです。山奥から上京した田舎もんが、1人東京の大都会に放り出されたような心境でした。どこもかしこも人、人、人です!特にターミナル内は小学校の団体もいて大混雑でした。

 

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帰りのバスまで時間があったので、ターミナル内の喫茶店でシフォンケーキと水出しコーヒーのセットをいただきました。疲れた体にケーキとクリームの甘さが沁み渡ります。出てきた瞬間は「でけーな!」と思いましたが、ペロリとたいらげました。水出しコーヒーもあっさりしてて美味しかった!

 

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帰りのバスの中からも見事が雲海が見えました。平野の方は雨も降って、スッキリしない天気だったみたいですね。今回は雲の上の楽園で過ごした二日間でした。

 

2日目の行程

距離 14.7㎞

時間 6時間21分

獲得標高 1,555m

 

夏の間にまだまだアルプス行きたいなぁ

記念すべき50山目!立山連峰大縦走(1日目)

夏休み期間を利用して、北アルプスへのテント泊をしてきました。

今回のルートは、

1日目。

折立→太郎平→薬師峠→薬師岳→北薬師岳→スゴ乗越小屋。

 

2日目

スゴ乗越小屋→越中沢岳(富山百山50山目)→鳶山(富山百山51山目)→五色ヶ原→ザラ峠→獅子岳浄土山→室堂。

 

の行程です。

心配された天候ですが台風の影響もなかったし、この二日間、平野部は厚い雲に覆われたようですが、稜線上はほぼほぼ晴れ渡っていました。それでは1日目の歩みを振り返ります。

 

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まずは車で立山駅に向かい、ここで車を駐車。立山駅から地鉄電車に乗り、二駅戻り有峰口で下車。駅から歩いてすぐのバス停から事前に予約してた折立行きのバスに乗り込みます。 折立には何度も行ってますが、バスで行くのは今回初めてです。車だとまた折立に戻らないと行けませんが、バスならば下山ルートも自由ですからね。バスには10名くらいの登山者が乗っていました。

 

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有峰林道はガスに覆われてましたが、折立まで来ると多少は雲が切れてました。ネットで見た室堂のライブカメラでは晴れてる様子が確認できたので「山は晴れてそうだな」との期待を胸に、いざ出発です。

 

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三角点を過ぎ、樹林帯を抜けると予想通り晴れてきました。普段は賑わう登山道も、この日は平日なので登山者はまばらです。

 

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スタートから1時間50分で太郎平小屋に到着です。トレランスタイルならば1時間30分ほどで来ちゃいますが、今回はテント泊で荷物も重く走らないのでこんなもんでしょう。ここで名物の太郎ラーメンをいただきます。薬師岳、晴れてますね。

 

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薬師峠、薬師平を過ぎ薬師岳山荘まで登ってきました。太郎平や薬師峠で水を補給したこともあり、ここはスルーしました。体力的にもまだまだ余裕。

 

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太郎平から約1時間半で薬師岳山頂に到着です。学生らしき方々を含め、10数名ほどが山頂からの眺めを楽しんでいました。風もさほど強くなくものすごく快適です。薬師岳は富山百山チャレンジではすでにクリア済みなんですが、何度来てもいい山だなぁ…。

 

ちょうどお昼頃だったので山頂でご飯、の選択肢もあったんですが、14時前までにスゴ乗越まで行けば小屋でご飯が食べれると思い、10分ほどの休憩で先を急ぎます。多分間に合うよね⁈

 

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北薬師方面からカールを眺めます。午後になり雲が少し出てきました。

 

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薬師からスゴ乗越へはグングン標高を下げて行きます。ガスってきたのは標高なのか、時間なのか?

ほとんど人に出会わない静寂の中を心穏やかに歩きました。こういうのも悪くない。

 

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無事、14時前にスゴ乗越小屋に到着です。ランチメニューはうどんしか残っていませんでしたが十分です。早速小屋の前のテラスでいただきました。

 

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その後はテント泊の受付を済ませ、テン場に移動して本日の宿の設営です。晴れてたらロケーション最高だったでしょうけど、残念ながら周りの山々は雲の中…。

 

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この日はなんとBBTの夕方のニュース「チャンネル8」の山の日ウィーク特集の中継班と鉢会いました。こちらも薬師→雄山までを5日かけて縦走するようです。スタッフ含め10人ほどの大所帯。重い機材を運んでの縦走なので、それくらいの日数は必要なんでしょうね。折立までのバスでご一緒だった男性の方も、3泊かけて室堂までと話されてました。こちらはほぼコースタイム通り。一泊で歩いてしまおうとする私が異常なんでしょうね。

スタッフは中継の数時間前から何度もリハやってました。

 

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こちらは本番中の様子。お天気キャスターの方が山の天気も解説されてました。「なるほどねー」って思いながら眺めてました。

 

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中継が終わる頃から次第にあたりが暗くなってきました。今回使用したテントはニーモのタニですが、ダブルウォールテントは暖かいですね。外気はそれなりに冷えてきましたが、テント内は快適です。翌朝の結露もフライシートにはびっしりでしたが、内部には全くありませんでした。タニはダブルウォールでも軽く、コンパクトに収納できるので山岳テントとしては本当にオススメです。フロアの生地が少し薄いのだけが要注意点ですね。

 

さて、1日目の行程は

距離 16.4㎞

時間 5時間05分

獲得標高 1,710m

でした。

 

2日目へ続く…

 

夏休みになったのに天気が崩れてきた。

久々の更新になります。

このあいだの土曜は地元の納涼祭でした。今年は私、統括責任者であったため7月からずっとこちらの準備に追われてました。なので、せっかくの夏山シーズンなのにアルプスにあまり行けなかったですね。

 

でもようやくその納涼祭も無事終了。大きなトラブルもなくホッとしました。猛暑の中、本当にみなさんに頑張っていただきましたね。

 

私、今週は夏休みです。納涼祭が終わり、なおかつ世間のお盆休みが始まる前に休暇を取りました。この時期ならば山に行くのにもちょうどかなと考えてたんです……が、ここ3週間ほど雨が降ってなかったのに、今週は天気があまり良くないようです。週の中頃には台風もやって来る予報が。せっかくの夏休みなのに…。

 

それでも明日、明後日は今シーズン初のテント泊&縦走を計画しています。多少の雨は覚悟しないといけないですね。そして予定では富山の百山を二つは踏破するつもりです。せめて山頂では晴れてくれないかな。

どこの山へ行くかは、またここで書きたいと思います。