一直線に上手くなるための極意とは?
久々に書籍紹介します。
今回の書籍はコレ!「上達の技術」です。
物事を上達させるための「正しい努力の仕方」をイラスト付きで分かりやすく解説されています。思うように上手くなれないのは、センスや才能が無いからではなく、努力の仕方が間違っているという訳です。
経験や感覚に頼っていた部分を、科学的見解を元に解説しているのが説得力あると感じています。まだ4分の1しか読んでいませんが…。
主にスポーツのスキルを例に紹介していますが、勉強や仕事の面でも応用できそうですね。
今週は週末の「TOGA天空トレイルラン」に出場のため、激しいトレーニングは抑え調整中です。のんびりコレ読みながら、正しい努力とやらを私も身につけたいですね。
ちなみに週末の富山の予想最高気温は28℃。今シーズンの初トレイルレースになりますが、まだ暑さに体が慣れていないし、元々暑さが苦手な私は苦戦しそう…。
狙え、初代富山トリプルマスターズ。
近年、トレイルランニングの人気が熱を帯びているのは富山も同じです。ここ数年で県内のトレランの大会も随分と増えてきました。わざわざ県外に行かずとも、富山県内でトレラン大会を楽しむ時代がやってきてます。元々富山県は全国屈指の山岳県。超ロングの大会はまだ存在しませんが、他県に誇れる山やトレイルがいっぱいありますよ。
さて、そんな富山のトレランシーンにこんなニュースが飛び込んできました。
5月9日の北日本新聞より。
私はネット告知ですでに知っていましたが、今年富山県内で開催されるトレランの3大会、5月のTOGA天空、6月の立山山麓、そして10月の道宗道。この全ての大会のロングコースを完走した者を「北陸富山トリプルマスターズ」に認定して、記念の盾を送るんだとか。
なかなか粋な事をしてくれるじゃないか!と思った私は、エントリーどころか参加も迷っていましたが、この知らせを聞いて、急いで立山山麓と道宗道のエントリーを完了させました。(TOGA天空はロングコースですでにエントリー済)
さあ、これでトリプルマスターへの道が開けました。あとは全ての大会を完走するのみ…ですが、元々私の各大会における目標は完走だけではありません。実力の全てを出し切り、順位も上位15%以内に食い込むのが目標です。これらを達成させ、富山の自然の魅力を再発見できたなら、盾はオマケみたいなもんですよ。
でもやっぱりトリプルマスターの称号はカッコいいなあ…。
パーティー登山で15山目。中山は雪が多くて苦労しました。
笈ヶ岳踏破の余韻に浸っていた日の夜、山の先輩から翌日の登山に誘われました。行き先は上市町馬場島から登る中山(1255m)。私を含め男2人、女2人の4人パーティーだそうです。「のんびり登山だから、トレーニングにならないけどよかったら…」と声をかけていただきました。
実は笈ヶ岳登頂がかなりダメージを残したと思ったため、翌日の朝の回復次第と、当初返事は保留していました。そして朝になってみると、足は重いものの、痛みは無し。今回はゆる登山と聞いていたし、天気はこの日も絶好だったので参加することにしました。
馬場島は剱岳に続く早月尾根ルートの登山口でもあります。夏には剱岳にも挑戦するでしょうが、今回は中山登山口を出発です。
スタート直後は明るい林に歩きやすいトレイル。
高度を上げると残雪出現。今年はどの山も雪多いですね。
天気はいいのですが、残雪のため登山道はもはや分かりません。踏み跡をたどり直登します。せっかく買ったばかりのアイゼンもこの日は持ってきませんでした。ゆる登山のつもりだったし…。
それでも無事山頂に到着です。私は中山は初登頂ですが、先輩らは経験アリ。「こんなに見晴らし良かったっけ?」と嬉しい誤算だったようです。この山は剱岳を望む特等席。目の前にそびえる剱岳には、手を伸ばせば届くような感覚でした。
登山での最大の楽しみは山頂でのご飯です。ソロ登山が多い私ですが、今回は4人で食事。やっぱり仲間らと食べるとさらに美味しいですね。手の込んだ食べ物ではなかったですが、充分満足です。
下山は別ルートから。登った時のルートはかなり斜度もあり、雪も多かったため降りるのに苦労しそうとの判断からこちらを選択。ただ、こちらも残雪多くて登山道はほぼ辿れず…。踏み跡を探しながら、渡渉を繰り返してなんとか降りてこられました。ゆる登山のはずがスマホGPSを駆使したナビゲーションにまで発展し、中々手応えのある登山になりましたね。
これで15山目をクリア。それにしても今年、富山の山は本当に雪が多いです。今シーズンの登山計画に、この点は考慮しておく必要がありますね。
最難関の富山百山?隙を見せた笈ヶ岳を大型連休に踏破
私が挑戦中の富山の百山の中で、最難関の1つと思われたのが「笈ヶ岳(おいずるがたけ)」です。標高1841m。日本二百名山に数えられているため、一昨年プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんも、「グレートトラバース2」でこの山に登頂されましたが、全ての山の中で最も苦労した山だったようです。
この山を難攻不落にしているのは登山道がないという点です。したがって無雪期の登山は藪に阻まれ、ほぼ不可能(10月に登った陽希さんが異常なのです…)。藪が雪で隠れている残雪期のわずかな期間しか隙を見せてくれません。その雪の量も多すぎても少なくてもダメなようで、本当にタイミングが難しい山のようです。百山踏破を目指すとはいえ、この山に挑むのはもっと後だと思っていたのですが…。
今年は笈ヶ岳の隙が大型連休にタイミングが合ったことと、前の週に登られた方から情報をいただけたという幸運も重なって、思い切ってのチャレンジとなりました。
まずは朝3時半に起床。4時に自宅を出て登山口のある石川県の白山ホワイトロードを目指します。
百山のガイドブックでは富山側からのルートを載せていますが、難易度がより高くなるので今回は石川側から登ります。
2時間弱で到着。駐車場はなんとか空いてました。6時ちょうどに登山開始です。
正式な登山道はないんですが、踏み跡はしっかりあるのでそれをトレースしていけば道迷いはしないかな…。それにしてもスタート直後からいきなり急登です。あっという間に汗まみれになってので、ウインドシェルを脱いでシャツ一枚になりました。
標高を上げていくと残雪が出現。藪が面倒なのでむしろ歩きやすくなるのと、暑さも和らぎます。
今回の登山の新兵器アイゼンです。雪渓歩きには絶対必要とのことで用意しました。ピッケルは持たないのでストックで…。充分でしたが。
アイゼン付けての雪渓歩きは楽しいですね。踏み跡もあるのでかなり助かります。ちなみに地図はほとんど使いませんでした。
シリタカ山で一休み。バックに見えるのが笈ヶ岳。
頂上手前の雪の壁。同じく連休中の踏破を狙う登山者がたくさんいました。
もうちょっと…。
やりました!スタートから3時間20分。ついに笈ヶ岳の山頂に立ちました。正面に白山の真っ白な姿が!
他の登山者の方に撮ってもらいました。山頂では後からやって来る登山者とハイタッチを交わすなど、共に登頂を分かち合う雰囲気でした。
大笠山方面。いずれはこっちから登りたいですね。
約20分の補給、休憩の後下山開始しました。雪渓は楽しいし涼しく歩けたのですが、高度を下げ雪が消え、アイゼン外し藪を相手にしだすと途端に苦労しました。猿には驚くし、急坂の下りは気を使うし、そしてとにかく暑い!麓と山頂の気温差もかなりあったようです。
でもなんとか無事下山完了。往復6時間ちょうどの登山でした。
まさか笈ヶ岳を14山目に持ってこれるとは思ってもいませんでした。条件に恵まれた感はありますが、自信にもなりますね、これは!
それにしても登山はリアルロールプレイングゲームですね。ドラクエと一緒。経験を積み、新しいギアを使いこなすことで、新たな場所に行けるようになります。もっともっとレベルアップしたいです。
ルナサンダルでリカバリー登山。13山目は来拝山。
前日の土曜にあまりにも頑張り過ぎたので、翌日曜は軽めの運動にしました。とは言ってもいい天気なので、低山ですが富山の百山を目指しました。
この日訪れたのは立山町芦峅寺にある来拝山です。標高は899mですが、車で700m付近まで行けるので、コースタイムも45分ほどのお気軽登山で臨めそうです。
国立立山少年自然の家付近に駐車して、林道を歩くとすぐに登山口発見。日陰はまだ残雪もありますね。
この日は平地でも最高気温が29℃を記録する暑い日。それなりの斜度を登るので、すぐに汗が滲んできます。
とは言っても25分ほどで山頂に到着です。山頂は広々してますが、先客は誰もいませんでした。
来拝山の名の由来ですが、その昔立山は女人禁制だったため、女性信者の人たちはこの山に登って立山を拝んだそうです。まさしく「来て」「拝んだ」からその名が付いたんですね。
昔の人が拝んだだけあって、山頂から見る立山は美しいです。左手前の大日岳もよく見えます。
でもこの山の見所は、富山のマッターホルンとも呼ばれる鍬崎山でしょう。ピラミッド型の山頂からの稜線が迫力満点です。
記念撮影。これで富山の百山は13山目です。
この日はなんとルナサンダルで登りました。暖かいし、距離も短いのでいい選択かなと思ったんですが…
別の尾根から下山したら、残雪いっぱいありました。さすがに冷たいし、下りは鼻緒が食い込むので慎重にならざるを得ません。
ラストは駐車場までの林道を歩いて無事下山。往復1時間ほどの行程でした。正面に今登った来拝山が見えます。
下りで多少苦労しましたが、サンダルはとても楽しいですね。開放感と野生を感じられます。今回初めてトレイルで利用した「ルナサンダル・オソフラコ」はVibramのメガグリップを採用していて、岩に吸い付くようにグリップしてくれますね。これからの低山登山にますます活躍してくれそうですよ。
ただ一点、他の登山者から好奇の目で見られるのでそこを耐えられるかですね。
GW初日は超ロング走で幕開け。
最近は登山はやれてるけど、長時間のロード練習はすっかりご無沙汰です。3月の能登和倉のフルマラソン以来、20㎞以上は走っていませんでした。このままじゃ5月のTOGA天空トレイルランや、6月の飛騨高山ウルトラマラソンに太刀打ちできないと思い、大型連休初日は久々のロードロング走に挑みました。キロ6分〜7分のペースを目標に、マラニックスタイルで出発です。
自宅から、まずは牛岳方面に向かいます。長袖でスタートしましたが、すぐに半袖になりました。
9㎞地点。山田村湯地区の吉田商店さんのスナック自販機でパンを買いました。ここが第1エイド。
17㎞地点。牛岳スキー場の頂上が第2エイドです。
夢の平スキー場に来ました。鉢伏山からの散居村が一望。
スキー場のゲレンデを下ると、水仙そば祭りを開催してました。来場者も多く、ランナー姿の私はかなり浮いてます…
でもせっかくなので山菜そばをいただきました。ここが第3エイド。25㎞地点です。
ここでそばを食べた頃から、気持ちがすっかり観光気分になってしまいました。走るのが面倒になりそうな気持ちを抑えつつ、庄川方面に下って行きます。
35㎞地点の庄川水記念公園。ここが第4エイド。ペットボトルをガブ飲みし、団子を補給。15分は休みました。
水記念公園で補給&休憩のあとは、また気持ちと体が復活。ペースはそこそこですが止まらず走り続けます。
45㎞地点の第5エイド。有名なそば屋さんですが、私が到着した頃はすでに閉店…。それでも軒先で休憩と自販機を利用させてもらいました。
51㎞の第6エイド。だいぶ陽が傾いてきました。
街道の花が、折れそうな心を癒してくれます。この辺りまで来ると登りは歩くことが多くなります。
58㎞地点のラスト第7エイドはコンビニです。もうゴールは目の前ですが、我慢できずアイス買いました。
実に61.2㎞を走り、6時間55分(休憩含めると8時間くらい?)を要してなんとか帰ってこれました。明らかにやり過ぎました。いやーキツかったです。
ただ足や体にトラブルは無く、さすがに足は重くなりましたが、故障などはしてなさそうです。ハードトレーニングはそれが怖いので…。
これでロードの長距離にも多少は耐性がついたかな?いきなり高負荷をかけてしまいましたが、この連休中はなるべく追い込んだトレーニングを積み重ねたいですね。
2日連続の百山踏破と、見つかったフーディニ。〜日曜編〜
土曜日の塔倉山登山に続き、日曜も百山にチャレンジしました。この日挑んだのは新潟県との境、朝日町にある大鷲山です。
この山は標高は817mと低山の部類に入りますが、なんと海抜0mの日本海の海岸線から登るので高低差はなかなかになります。コースタイムは3時間。果たしてどれくらいで登れるでしょうか。
まずは高速道路を使い、朝日I.Cに向かいます。今まで行った百山の中でも、登山口まで最も遠いですね。全国的には広くはない富山県ですが、100もの山を巡るとなるとなかなか大変です。まあ、ドライブも兼ねられると考えると楽しいんですけどね。
県境を一旦超え、新潟県の市振道の駅に駐車して、1㎞ほど走り富山側に戻ります。
序盤から急登ではじまります。この日は気温も低めのため気になりませんが、夏はキツイかも…。
一旦、親不知方面の眺望が開けたのでスマホのカメラをかざした時です。ちょうど着信がありました。見覚えのある番号だったので「もしや!」とも思って電話に出ると…先日、フーディニジャケットを置き忘れた公園の管理事務所からでした。
「お問い合わせのあった服が屋内広場の方に届いてます」とのこと!おぉ、なんて嬉しいお知らせなんだ!息も絶え絶えで電話に出ましたが、一気に元気になりました。
ほぼ中間点にある展望台。ここまで50分ほどで来ました。
下界はいい天気でしたが、山頂に近づくにつれガスが掛かっていました。
山頂手前ではかなりの残雪がありました。北側斜面は陽も当たりづらいため、なかなか溶けないんですね。
1時間10分ほどで山頂に到着です。山頂は広々してて、すでに3組ほどが昼食中でした。風がないのが救いですが、結構寒いです。
ただ、山頂でお昼を食べてのんびりしてると、だんだんガスが取れて展望が開けてきました。黒部の扇状地、富山湾、能登半島までもが一望!
陽が射すと暖かさを感じます。 お日様の力は偉大だ!
約50分ほど山頂で過ごした後、下山開始です。下りはなんと35分ほどで降りました。私の自宅からは気軽に来れる山ではありませんが、トレーニングには最適だと思いますね。
無事海岸まで降りてきました。海も穏やかです。
帰り道に入善町の温泉、バーデン明日で汗を流しました。前日の湯めごこちに続き、温泉も新規開拓です。
この後、運動公園に行ってフーディニジャケットを取ってきました。一度は諦めたフーディニが手元に帰ってきて感激!届けてくださった方、どうもありがとうございます。これからもっと大切にします。