まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

暑くて熱くてアツかった、東尋坊 愛のマラニック(まとめ)

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なんとか103㎞を走りきりゲットした私の完走メダルと、こちらも頑張って52㎞を完走した彼女の完走メダルを並べてみました。

 

このレース、103㎞の部の完走率は約60%でした。比較的フラットなコースで制限時間もゆるいはず。なのにここまで低下したのは、やはり暑さにみんな苦しめられたんだと思います。その証拠に…

 

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なんとあんなにボロボロになり、後半抜かれまくったと思っていたのに速報順位は32位でした。絶対もっとたくさんの人が前にいたと思うんだけどなぁ……これは正直意外でした。

 

さて、今回のレース得た教訓を今後に生かすため、ここで振り返りをしたいと思います。

 

① 暑さを理由に水分ばかりを摂ると、肝心の栄養補給が疎かになる。エイドでも水分摂ることを優先してしまい、飲んでしまうと「食べること」を忘れてしまう。「このエイドで何をするか!」はあらかじめ決めておく。

 

② 暑さ対策で用意した「冷感タオル」はスグレモノ。確かに涼感は感じられた。真夏にどれだけ効果があるかは分からないが、間違いなく今回は役立った。これが無かったらもっとキツかったと思う。

 

③ 前日の睡眠不足(3時間半)は多少なりとも影響したと思う。ロングレースの前日は眠れないケースがが多いので、数日前からしっかり寝ておくことも大事。

 

④ エイドで自作ドリンクを作ってみたがどうにも面倒。粉やジェルを溶かすだけなのに、封を切ったりボトルに入れたりがストレスになる。市販品を使うなりでもっとシンプルにしよう。

 

⑤ 自分が感じてる以上に、周りからは「速い人」「強い人」に見られている。期待⁈を裏切らなよう、高いレベルを求めていかなければ。リタイアなんて出来ないぞ!

 

⑥ ウルトラの練習は「質より量」の側面が大いにある。スマホ見たりゴロゴロしてるヒマがあればその時間で走るべし!

 

といったところでしょうか。

ウルトラは間違いなくキツいんですが、毎回いろんなことを学べます。高い受講料払ったからには、今後に必ず生かさなければ…。幸か不幸か6月10日には次なるウルトラ、飛騨高山ウルトラマラソンが待っています。時間はあまりありませんが、やれることはしっかり準備しておこうと思います。

 

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当日の夜は東尋坊近くの「はれや旅館」さんで宿泊。温泉と料理で疲れを癒し、女将さんの心遣いで楽しいくつろぎのひと時を過ごしました。この大会にまた参加することがあったら、その時もこの宿でいいかなと思えました。

 

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翌日は改めて東尋坊を見学。高い所が苦手な私は恐る恐る覗き込むのが精一杯…。でも足腰へのダメージはさほど感じてはなくて、岩場もスタスタ⁈と歩けましたよ。ここはとにかく観光客がいっぱい。前日に103㎞のマラニックやってたとは誰も思わないくらい、雰囲気が全く違っていました。

 

その後、職場や家へのお土産を買い富山へ戻りました。

 

東尋坊 愛のマラニックは気温も暑かったし、エイドボランティアの応援も熱かったし、「愛」を叫ぶ人々もアツかった!

暑くて熱くてアツかった、東尋坊 愛のマラニック(大会当日編②)

前回の続きです。

 

さて、折り返しを過ぎペースを落とし始めた私ですが、本当の失速はまだ先でした。というのも、折り返し直後は下り基調で走りやすい道が続くため、まだそれなりに走れます。56㎞の勝山駅、59㎞の発坂駅、63㎞の小舟渡あたりはまだ頑張れました。後続から抜かれることもなく、前のランナーをパスすることもまだありました。キロ6分20〜30秒くらいで粘れていましたね。

 

しかし、66㎞の上志比エイドあたりから一気に疲労が襲ってきました。暑さが次第に気になりだし、水分の摂取ばかりが増え、食欲が失せてきました。ここで提供されたニンニクラーメンは、今回のエイド食の中で一番の楽しみにしてたはずなんですが、どうにも食べられません。ここのエイドを出てからは走ったり歩いたりを繰り返すことが多くなってきました。

 

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こうなると頭の中もネガティブ思考に支配されてきます。曇り空だった天気も午後からは陽も射し気温が上がってきました。歩くときは「暑いの苦手なんだから走れないよ!」と自分に言い訳をし始め、「先週ガチでトレイル6時間以上走ってるんだから回復しきってないんだ…。」と次々と言い訳が浮かんできます。歩いているとさすがに後続から抜かれます。その度に悔しさよりも自分への無力感に襲われてました。トレイルのレースではたまにあるんですが、ロードのレースでここまでしんどくなるのは久しぶりでした。こうなると目標タイムは大幅に下方修正することに…。時間内の完走はできそうですが、どこまで遅くなるんだろうかと思い始めてました。

 

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79㎞のエイドは二胡演奏や小籠包、焼売を提供する中華風な雰囲気でした。しかし暑さにやられた私、普段は大好物な中華もこの時ばかりは全く受け付けません。漂う匂いだけで気持ち悪さに拍車がかかります。エイドボランティアの皆さん、ごめんなさい。チャイナドレス姿のお姉さんたちが頑張っておられましたが、私は全く余裕がありませんでした。でも冷たいおしぼりは嬉しかった…。

エイドで補給できない分は自分のジェルなどで凌ぎました。でもこれを摂るのもやっとです。

 

80〜90㎞の区間が今回のレースで最もキツく、ペースを落とした区間でした。とにかく体に力が入らず歩いてばかり。西日が正面から照りつけ、さらに体力を奪われます。この区間では自販機も利用しました。たしかペットボトルのリアルゴールドを買ったんですが、おかげで多少の刺激は入りましたね。しかし喉の渇きは解消されてもエネルギー不足はそのまま。このままラストまで歩き続けることになることも覚悟しました。一応脚は大丈夫だったので、歩けなくなることは無いとの自信はありました。

 

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正面から照りつける太陽と、その陽の光を受け黄金色に輝く麦畑。そんな中をとぼとぼと歩いていた私ですが、90㎞を過ぎたあたりから再び力が戻ってきました。何か特効薬があったわけでもなく、何かを食べたから回復した!という実感もありません。ただ単に「このままでは終われない!」の想いが身体を動かしてくれた感じです。前半ほどのスピードはもちろん出ませんが、それでも歩くよりは全然速く、なんとか日没前にゴールできそうかなと思えるようになりました。

 

残り5㎞、三国神社の前を通り三国の港町に入ります。昭和レトロな雰囲気で、観光で来ても楽しめそうな街並みが続きます。ただこの街並みが意外に長く、あれ?まだ続くの?の連続でした。なんとか走れますが、なかなか残りの距離が減らない…。

 

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三国の街並みを過ぎて現れた愛の試練坂。さすがに歩きます。でもここを登り切ったら夕陽に輝く日本海が目の前に現れました。ゴールの東尋坊まで本当にあとちょっと…

 

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ようやくのゴール到着です。暑さに苦しめられて後半ボロボロになり、自己採点するならば40点くらいのレース内容でしたが、ゴールしてしまえば全てが報われます。今回に関してはタイムは二の次です。この時ばかりは無事完走できたことがなによりでした。

 

 

ゴール後の模様はまた次回に書きます。

暑くて熱くてアツかった、東尋坊 愛のマラニック(大会当日編①)

前回からの続き…

 

わずか3時間半の睡眠だったにもかかわらず、案外寝起きはスッキリでした。レースに向かう緊張感が眠気を飛ばしている感じでしょうか。パンやおにぎりを頬張りながら、着替えなどの準備をします。3時半ごろにホテルをチェックアウト、会場には4時前には到着しました。ラッキーな事に、会場近くの駐車場がまだ空いてました。100㎞以上を走った後、さらに車まで歩くのはとてつもない負担なのでこれは助かります。

 

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私は5時のスタートでしたが、まずは4時半のアーリースタートの方々を見送ります。号砲と同時に色とりどりの風船を飛ばす光景はメルヘンチックでした。見てる方もなんだか照れる…。

 

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午前5時、いよいよ私もスタートです。メッセージカードを括り付けた風船を一斉に飛ばしました。夜が明けた空に風船が飛んでいきます。風船やカードも環境に配慮した素材なんだとか。見てた時は照れましたが、やってみるとテンション上がりました。意気揚々と103㎞の道のりへ走り始めます。

 

序盤は三国の市街地を走りますが、参加人数もそれほど多くないのですぐに隊列が整います。この日の予報は晴れ。それでも朝は薄曇りっぽい空で涼しかったので、とても気持ちよく走れます。

 

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あっという間に第1エイドに到着しました。この大会は充実したエイドが特徴です。約5㎞間隔にあり、それぞれで個性ある名産物を提供してくれるんです。ここではオレンジジュースでした。

 

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10㎞も行かないのに前後と間隔が空いてきました。初出場でコースを知らないし、前のランナーの姿が見えなくなるとコースが合ってるのか多少不安になります。三国の市街地を過ぎるとひたすらフラットな田園地帯を進みます。

 

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20㎞地点。日本最古の天守閣で有名な丸岡城にやってきました。この辺りからアーリースタートの方々を見かけるようになります。ここのエイドで素麺を食べ、トイレを済ませました。ここでは一般の観光客の方々も多くいましたが、トイレを利用中、それらしき若い男性から「100㎞走るんですか?すごいですね!」と、声を掛けられました。いやいや、まだ20㎞来ただけなんで…先は長いですよ!と返します。本当にそれが本音でした。

 

この先も25㎞のステーキや、31㎞の木の葉寿司、36㎞のぼっかけといった名産を堪能しながら順調に進みます(←写真撮り忘れてます)。36㎞のエイドでは完走祈願の手作りのお守りを女の子からシャツにつけてもらいました。

 

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可愛らしいお守りです。これで完走間違いなし!

 

この辺りまで平均でキロ5分40〜50秒といったところ。トイレやエイド、信号待ち(結構たくさん待たされる…)などもありましたが、10㎞1時間以内はキープしてたので、10時間くらいでゴールできるんじゃないかとの期待も膨らみました。前半が登り基調、後半が下り基調なのでいけそうな気持ちになってました。

 

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40㎞の上森川神社での太鼓演奏。力強いリズムで背中を押してくれます。応援に励まされ、まだまだ元気です。

 

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勝山市の平泉寺が折り返し地点になりますが、そこへの参拝道がこのコース最大の登りになります。私自身のペースダウンもこの辺りから…

確かにここまで来たルートの中では最大の登りになりますが、普段ならゆっくりでも走って登れる斜度です。ところが体に力が入らず、登り始めから途端に歩いてしまいました。むむ、どうやらスタミナが切れてきたようです。

 

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登り切って51㎞の折り返し地点に到着です。ここのエイドでゼリーと団子を食べましたが、すでに体に力が入らないのを実感してました。うーん、後半戦は厳しいレースになりそうだな…という感覚が私の中にありました。これまでの経験から言って、ウルトラの中間地点で疲れを感じてるようだと後半戦はかなりキツイ思いをします。せめて70〜80㎞まではラクに行かないと。

 

後半は前半とはまるっきり異なる展開になってしまいました。もちろん悪い方にですが…

 

 

大会当日編②に続きます。

暑くて熱くてアツかった、東尋坊 愛のマラニック(前日受付編)

先週のTOGA天空トレイルランに続いて2週連続の大会に出場、今週は福井の東尋坊 愛のマラニック102㎞です。先週と同じく土曜開催、そして前日受付しかないので、金曜の午後に仕事を切り上げ現地に向かいました。

 

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日没直前に東尋坊に到着。日本海に沈む夕陽を眺めながら、明日の完走を誓います。

 

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受付会場である三国観光ホテルにやってきました。目立つ景観の格式あるホテルのようです。参加人数も多くない大会なので、待ち時間ゼロで受付は完了です。

 

この日の宿泊はホテルに素泊まりなので、夕食をどこかで食べようということになったんですが、思わず見つけた焼肉屋にそのままパークイン!地元の名物を食べる手もあったんですが、果たして口に合うかも分からない物よりも、定番の美味しさに気持ちが向かいました。

 

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食べ放題だったため、熱々に焼いた肉をたらふく食べました。カーボローディングと言えば聞こえはいいですが、単なる食べ過ぎですね。こんなに食べて、明日の朝は大丈夫だろうか…

 

焼肉食べた後はホテルに向かいチェックイン!お風呂に浸かり明日の準備&参加賞の確認をしました。

 

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バスタオルにかき餅、焼き海苔ふりかけに塩をいただきました。あと、ノンアルビールもありましたね。地元の名産品をいただけるのは、その土地の文化などにも触れられる気がするので嬉しいです。ゼッケンも付け、気分も高まってきました。

翌朝2時半の起床のため、目覚ましをセットしてこの日は就寝です…がすでにこの時点で11時過ぎてました。このままじゃ3時間半しか寝られない…。

 

 

当日編に続く…

 

涼しさのおかげで快走できたTOGA天空トレイルラン(後編)

前編からの続き…

 

上百瀬エイドを出るとすぐに林道に入り、2㎞ほど登っていったあたりでトレイルに入ります。この辺りもミドルの方を多く見かけるようになりましたが、私の方がペースが速いらしく、抜いて行くことがほとんどです。おそらくですがこの日、中盤以降ゴールまでで私が抜かれたのは2人だけ。それくらいペースは保てたということですね。この辺りも気持ちよく走れました。

 

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時折、陽も射し始めました。暑くもなく本当に走りやすい!

 

三角点までは一旦登りますが、登り切ると次の大きなエイド、そばの郷エイドまでは下り続けます。トレイルバターやmtcオイルといった、糖質ではなく脂質中心のエネルギー補給を心掛け、胃腸の調子も崩れません。脚も大丈夫!ただ一つの不安は痛めた胸部だけでした。下りで揺さ振られるとさらに痛みが気になります。

 

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29㎞地点のそばの郷エイドに到着です。

去年はここで下痢を起こし、トイレに駆け込みかなりタイムと体力をロスしたのを思い出します。今回もトイレは行きましたが下痢や胃腸トラブルとは無縁。補給がうまくいっているから?それとも涼しいから?…おそらく両方でしょう。

あと、ここで食べた行者にんにくがとても刺激的(←美味しかった!)で一気に覚醒しました。お土産に買えば良かったと後悔です。

 

毎年この先は歩くことが多くなる区間です。ダラダラした登りが続くのと、スタートから4時間以上経過して、そろそろ体力的に余裕がなくなってくるんですよね。今回も歩くこともありましたが、「まだ限界じゃないぞ!」と自らに言い聞かせ、緩やかな登りやフラットな箇所はゆっくりでも走ることにします。苦い思い出が多い林道を、今回は踏ん張り通すことができました。

 

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35㎞地点の瞑想の郷エイドに到着です。ラストの補給と思いマグオンジェルを摂ります。エイドボランティアの方々はとても寒そうでした。寒い中ありがとうございます。

 

このエイドを過ぎたあたりで、招待選手で女子トップの黒田清美さんと近くを走ることが多くなりました。そして38㎞付近までは私が数10m前を行ってたんですが、ロンレーを過ぎて下りに切り替わったあたりで、黒田さんは一気にスパート!あっという間に見えなくなりました。下りでもう脚を残していなかった私は胸の痛みも重なりとても付いていけません。

奥宮さんといい、黒田さんといい、トレランの実力者はペース配分が上手く、登りは淡々、下りはスイッチ入れてブッ飛ばすって感じでした。登りで頑張りすぎ、下りでそれなりになってしまいペースが上げられない…というパターンが多い私にとって、このペース配分は参考になりそうです。この黒田さんが、私を抜いていったうちのお一人です。

 

残り3㎞を切ったあたりで後方からもう一人、男性の方に抜かれました。この方は去年の立山マラニックや道宗道、富山マラソンでも会話を交わした高岡市の方。昨年は私が先着したんですが今回はラストで交わされました。「足プルプルやー」と言いながらも走る続ける後ろ姿、見習わなければ!

 

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残り2㎞を切りました。地元の小学生のメッセージボードに元気をもらいます。細かなアップダウンを繰り返していると…

 

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ついにゴールまで来ました。単独走になったのでゴール手前の声援を独り占め!気持ちいいです。

 

 

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やりました!久々の大会で我ながら会心のレース内容でした。順位にも大満足!去年は散々苦しめられたこの大会、リベンジできたかな。

 

ゴール後は、この大会の運営に大きく携わっている高校時代の同級生M君と会話。「毎年出てくれてありがとう」と言ってくれましたが、いやいやお礼を言うのはこちらです。「回を重ねるごとにいい大会になってるね」と伝えました。本当にそう思います。

 

さて、無事ゴールして帰宅したあたりから胸の痛みが本格的になってきました。「こりゃひょっとして…」と心配になり、週明けの月曜に整形外科を受診しましたが、幸いにも打撲との診断でした。折れてなくて良かった…。

 

今年の第一弾大会は大満足の結果でした。そしてなんと今週末にはすぐに第二弾がやってきます。栄養・休養をしっかり取り、十分回復させて週末の大会に臨みたいです。

 

涼しさのおかげで快走できたTOGA天空トレイルラン(前編)

4年連続出場となったTOGA天空トレイルランを完走してきました。過去3回は晴れて暑い日ばっかりだったんですが、今年は事前の天気予報通り、雨も混じりとても涼しい(寒い⁈)天候でした。標高が高いせいもあり最高気温は15℃。走っている選手は平気だったかもしれませんが、エイドボランティアの方々はかなり寒かったのではと思います。

 

私の出場したロングコースは昨年よりさらに距離が延びて今回は43㎞。今までの実績から言って、およそのフィニッシュタイムは6時間前後と予想しました。結果から先に言ってしまうと、だいたい正確でしたね。

 

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朝7時10分にスタート!肌寒い中でのレースになりました。大雨も予想されてましたが、幸いにも小雨程度でとても走りやすいです。トレイルの状態ももっとドロドロを想定してましたが、ほとんど気にならないレベルでした。

 

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スキー場跡地の登りをひたすら歩きます。これがロングコース最初にして最大の登りです。誰一人走れない斜面を、ゲストランナーの奥宮俊祐さんは、息も乱さずに後方からリズミカルに駆けていきました。ありえない…。

 

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ゲレンデを降り、最初のエイドを過ぎたら林道に入ります。かつて走った「おんたけウルトラトレイル」を思い出させる風景です。そろそろ前後のランナーと、まばらになってきました。最初の登りや下りを抑えた為か、ここまで快調です。

 

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2つ目の山を登ります。

自分で言うのもなんですが私、山の登りは鍛えられたようですね。無理なないペースで進んでたつもりですが、後続はどんどん離れるし、前方を行くランナーはみるみる近づいてきます。日頃より百山ハンターとして山に登ってきた成果でしょうか。

 

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今回からの新コースはブナの森を駆ける極上のトレイル。ミドルコースに出場のランナーたちと並走する場面が増えてきましたが、マイペースで走れれば本当に気持ちのいいコースです。この大会の魅力がまた一つ追加されましたね。

 

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上百瀬エイドに到着です。ここが21㎞地点。

まだまだ体力的には余裕でしたが、ここに来る直前、ぬかるんだ斜面で足を滑らせ右胸を倒木に強打し、それなりの痛みを感じていました。走りに直接の影響はないんですが、ズキズキする痛みが私から集中力を奪っていきます。「まさか折れてたりしてないよね…」と、そこばかりが気になってしまいましたが、脚は全然残っていたのでゴールまでは行けそうかなとは感じていました。

 

上百瀬エイドでそうめんや豆腐、なめこ汁を頂き栄養補給。ここから後半戦に突入です。

 

 

続く…

久しぶりのレースが待ちきれない?でも予報は雨…

今週末の土曜はTOGA天空トレイルラン。昨年10月の富山マラソン以来の大会出場です。こんなに間隔が空いたのは記憶にないくらいかもしれません。ただこの期間、走れなかったわけではなく、日々のトレーニングは積めてきたと思っているので、さほどの走力低下はしていないかなと…。

 

今週に入ると高強度のトレーニングは控えて、軽いジョグ程度に抑えています。毎回レース前の調整方法は手探りですね。「これでうまくいった!」といった実感がないので、毎回変わってる感じです。

そんな中でも今回注意してるのは睡眠時間の確保ですね。2月から愛用しているガーミン935は、腕に装着していれば睡眠時間も自動で測ってくれるので、自分の普段の睡眠時間が一目瞭然です。そして、ある水準の睡眠時間を取っていれば、ちゃんと疲労も回復し、体調も良いなと実感することが分かってきました。私の場合、だいたい7時間ですね。これくらい寝れていれば翌朝は快調ですよ。

 

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レースに向けた補給食も用意しました。

TOGA天空トレイルランのロングコースは約43㎞。おそらく私だと6時間前後⁈でゴールと予想しているので、全ては使わないかもしれませんね。いつも常用してるマグオンのアップル味は、今回は水に溶かして水分補給を兼ねて摂取しようと思います。わずか20gで600円以上もするトップスピード(右上の小袋です)の効果のほどはどうなんでしょうか?本当は日々の練習で試してみるべきなんでしょうが、コスパから考えると普段から使うのは抵抗あるので、今回はぶっつけ本番で!29㎞地点のそばの郷エイドで摂る予定です。

 

この大会、私が出た過去のレースはすべて晴天でした。特に去年なんかは気温30℃まで上昇し、暑さに弱い私は後半はヘロヘロに…。かなり苦い思い出として記憶されています。

なんだか今年は雨の予報出てますね。しかも気温も高くないみたいです。公式ホームページでは予想最高気温が15℃なので、低体温症対策を講じるよう出てました。雨で体を濡らし、この気温で風にでも吹かれれば本当にヤバそうです。暑いのはイヤなんですが、このコンディションはさらに大変そうです。まずは安全にゴール。これを最優先に頑張りたいです。