まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

大型連休初日にロング走実施は去年と同じメニュー

確か去年の同じ時期も超ロング走を実施しました。TOGA天空や、飛騨高山ウルトラに向けた追い込みトレーニングの一環ですね。大型連休はまとまった練習時間が取れるので、こういったメニューにはもってこいです。

 

今回のロング走では試したいことがいくつかありました。1つはウルトラ用に購入したアルトラのシューズ、デュオの使い心地です。10㎞程度の普段の練習では何度も履いていますが、ロング走ではまだ試せていません。果たしてウルトラ並みに距離が延びた時の使い心地はどうか?というのを確認する事にしました。

 

もう1つは、今月からガーミン935にダウンロードして使っている「ランニングパワー」が、果たしてペース配分に役立つのかという点です。ランニングパワーとは、あまり聞き慣れない単語ですが、実は私もまだよく分かっていません…。パワーの概念はロードバイクの世界ではよく使われているみたいですが。自らの体重や加速度から導き出される数値ですが、心拍数よりもペース管理に向いてるのでは?という意見も目にします。

 

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今回目指したのは牛岳です。ここも去年と一緒。ただ去年は山頂には行かず、すべてロードでしたが、今回は残雪が残る登山道を歩き、ピークまで行きました。ほぼ歩きだったので、パワーの測定には全く役立ちませんでしたが。

 

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さて、アルトラのデュオですが私の足にこれ以上ないくらいピッタリでした。履き心地、足の運び、バランスなど、不満はほとんどありません。基本的ロードシューズなので、トレイルや雪上歩いた際は違和感ありましたが…。これならば東尋坊や高山のウルトラで頼もしい相棒となってくれそうです。今日の後半バテたのはエネルギー切れであり、シューズトラブルや足の痛みではないので安心?です。

 

ランニングパワーの方ですが、数値が目まぐるしく変わり、一定をキープするのはとても至難です。特に高低差に如実に反応し、同じペースでも登りに差し掛かると途端に数値が上昇。私の場合だと350wあたりまであっという間に到達します。逆に下りだと200wあたりに降下し、同じ数値を維持しようと思うならば、かなり飛ばさないといけなくなります。パワーとは体重67kg(私の場合)の物体が移動する仕事量みたいなものらしいので、重力に逆らう登りは多くのパワーを使い、重力に従う下りはパワーを使っていないことになるのかな?

パワーを数値化できるのは面白いですが、「一定をキープしながら走ると疲れない」的な指標ではなさそうです。自分のランのパフォーマンスレベルを測るものではありますが、使い方はもう少し勉強したほうがよさそうですね。

 

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牛岳山頂。立山連峰が空に浮かんでいるように見えました。

 

さて、当初は30㎞程度を予定してスタートしたんですが、牛岳の山頂到着が意外にあっさり行けたので、帰り道に遠回り。結果47㎞の大変な行程になりました。何が大変かというと、補給食を30㎞を想定した分しか持ってなかったのです。水分は小銭を持っていたので自販機で調達しましたが、コンビニなど無いルートを巡ったので、エネルギーが切れたラスト10㎞ほどは本当にキツかったです。

 

帰ってきたらリカバリータイムは62時間と出ました。さて、明日、明後日も連休ですがどうしよう?

 

 

夏日になったしんきろうマラソンの応援へ

またしても大会の応援です。この魚津で行われるしんきろうマラソンは今年で38回目だそうですが、過去、私は出走したこともなく、応援に行ったのも今回が初めてになります。

 

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スタート&ゴール会場のありそドーム。

近くを通ったことはありましたが、実際に来たのは初めてです。会場の規模と出走者数のバランスが取れてて、混み過ぎず、空き過ぎずと行った感じでした。

 

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魚津の春の風物詩、「しんきろう」がモデルのキャラ、ミラたん。ホンモノのしんきろうが出てもおかしくない気象条件でしたが、この日はお預けだったようです。

 

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会場から一際目を引いたのが「僧ヶ岳」の雄姿です。残雪を被った存在感が抜群でした。

 

この日は最高気温も25度以上の夏日になり、走るにはかなり厳しいコンディションだったと思います。会場に着いた直後は「あ〜ぁ、自分もエントリーすればよかった…」といつもと同じように感じてましたが、これだけ暑いと絶対にベストタイムは出せそうにありません。ハーフや10㎞に出場のランナーたちを見送る頃には「出なくて正解だったな」と思うようになっていました。

 

それにしても富山の大会もレベルが高くなりましたね。今回ハーフの部で優勝したのは東大出身のビジネスマンランナー、松本翔さん。富士登山競走も制したことのある全国区の選手です。富山へようこそ!これほどまでの選手に走られては他の選手は太刀打ちできないですね。さすがの強さでした。

 

さて、知り合いの応援を終えた後は魚津の有名店、「はじめ屋」で行列に並び、濃いラーメンを食べてきました。店内はランナーらしき方々も多く来店されていて、普段よりもさらに混雑していたようです。食べ終わって店を出る頃はさらに列が伸びていました。

 

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店員さんがめっちゃ豪快に作っていました。細かいことは気にしない!あの豪快さが美味しさの秘密でしょうか?気になる方は是非行ってみてください。

 

走ってもいないのにラーメンをたらふく食べる事に罪悪感を覚えつつも、充実した日曜日になりました。TOGA天空トレイルまであと1ヶ月切ったので、そろそろ私もスイッチ入れないと!

小佐波御前山はトレーニングに最適。

年度始めのバタバタが収まりつつあり、日々のトレーニングも通常通りこなせるようになってきました。

月曜から金曜が仕事の私にとって、土日、特に土曜日はポイント練習の絶好の機会です。私だけじゃなくて殆どの市民ランナーの方がそうでしょうけど…。

 

先週の土曜は「古洞の森」トレイルを4周、約21㎞を走りました。3月に走った時より整備がされていて、さらに走りやすくなってましたね。標高は稼げませんが、長い距離のトレイルを走りたいときのコースとしてうってつけです。

そして今週は小佐波御前山を往復ランしてきました。無雪期、残雪期問わずに人気の低山です。今日は真夏日にもなろうかという予報が出てたので、比較的涼しい朝のうちに登ってきました。

 

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一番乗りでは無いですが、他の登山者はまだほとんど来てませんでした。私が降りてくる頃から登られる方が多かったですね。

 

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雪はすっかり消えて、山頂まで登山道がしっかり出ていました。人気の山だけに整備もされていてとても走りやすいです。

 

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無雪期にガチで登ったのはいつ以来だったか忘れましたし、その時のタイムも覚えていないんですが、今回は約50分で山頂に到着です。

 

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山頂から少し進んだ展望台から見た立山連峰アルペンルートまで見えるんじゃないかと思うくらい、天気が良くて最高でした。

 

往復90分で無事下山です。帰りの下りは多くの登山者とすれ違いました。さすがは人気の山、晴れた週末ともなればたくさんの登山者で賑わいます。

実はお知り合いの方ともすれ違ったんですが、その際、「今日は何往復ですか?」と訊ねられました。いや、1往復ですよ…。確かにこの山、ツワモノになると3往復くらいすると聞いたことがありますが、今日の私、そこまでは追い込めないです。

 

近くて比較的安全、そしてしっかり高度も稼げる小佐波御前山はトレーニングに最適です。難点は人気すぎて登山者が多い点でしょうか。私としてはもっと静かな山が好みなので…

そろそろ大会が恋しくなってきました。

先週は春祭り等がありランニングの時間があまり取れませんでしたが、今週からは普段の生活に戻りつつあり、そこそこ練習も積めています。でも私、レースからは随分と間隔が空いてるんですよね。そろそろあの緊張感が恋しくなってきました。

 

先週末の7日土曜には富山マラソン2018の先行県民枠の募集があり、わずか10分で埋まったそうですが、なんとか私もエントリーできました。フルマラソン自体に特別な思い入れはないんですが、富山マラソンは周囲の注目も抜群なので富山県在住のランナーとしてはやはり無視できない大会ですね。自己ベスト更新を目指して半年間頑張りたいです。

 

この春の私の出場予定の大会は…

 

5月19日、TOGA天空トレイルラン(ロング)

5月26日、東尋坊愛のマラニック(102㎞)

6月10日、飛騨高山ウルトラマラソン(100㎞)

6月17日、立山山麓トレイルラン(ロング)

 

です。

トレイルとウルトラの2週連続ってのが、どこまでやりきれるでしょうか…。

 

富山県内で開催されるトレイルランニングの3つの大会(TOGA天空、立山山麓、道宗道)のロングコースを全て完走した者に贈られるトリプルマスターの称号。昨年は見事達成できましたが、なんだかんだかで今年も狙ってしまいそうな勢いです。

年度初めは毎年バタバタ。新たなアイテムもゲットです。

昨年も同じ時期にここで書きましたが、私の住む地区では4月の第1週は春祭りです。獅子舞をやったわけなんですが、今年もなんとか務め上げることができました。直前の1週間は5日連続の休足日も経験し、今は走力の低下が心配です。一昨日からランニングは再開しましたが、やっぱり身体重かったですね。

 

そんな中でもこれからのシーズンに向けた新アイテムを入手しました。

 

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アウトドアガレージブランドの老舗「山と道」のザック、「mini」です。店頭に並ぼうものならあっという間に売れてしまう人気の品みたいですね。

私、昨年の12月に公式サイトで予約注文を受け付けていた際、衝動に駆られ思わずクリックしてしまいました。あの頃はボーナスが出て、少し強気になっていたようです。私がすでに持っているOMMのクラシック32と用途が被るかもしれませんが、使ってみてその良さをまた紹介できたらなと思っています。ネットでも評判は上々みたいですね。

 

さらにこちら…

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シェイクハンドと言う名の給水ボトルです。アメリカ製のシンプルハイドレーションに似ていますが、こちらは国産品。しかも富山県の会社が製造したみたいで、独特の形状がとても手にフィットして、ものすごく握りやすいです。水漏れもほとんどないとの噂…さすがメイドイン富山!容量も330mlと重すぎず少な過ぎずでちょうどいい感じです。汗をかくこれからの季節に大活躍してくれそうですね。

 

あと、いよいよトレイルシーズンも始まるのでモチベーションアップのために雑誌も購入。今月開催のUTMF2018はエントリーに漏れたので出走は叶いませんが、これ読んで次なるステージに夢を膨らませようかと思っています。

 

 

 

春だけど初雪山へ。ロマンチックな名前と景色にウットリでした。

このところの富山は晴天続き。気温もぐんぐん上昇し、あっという間に桜も開花→満開となりました。この週末、桜の名所では多くの花見客で賑わったことでしょう。

 

さて、そんな喧騒をよそに…。

休日と晴天、そして残雪が重なった昨日、満開の桜以上の景色を見たくて富山の百山へ行ってきました。今回は朝日町蛭谷地区から登る大地山(1,167m)と、そこから延びる稜線を歩いての初雪山(1,615m)です。初雪山ってなんだかロマンチックな名前ですね。しかも大地山からの稜線歩きは残雪期限定のコースで行くならまさに今です。長い稜線歩きは不安もありますが、きっと絶景に出会える事でしょう。

 

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アイゼン、ストックを用意していざスタート。コースタイムは3時間半とありますね。

 

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スタートからいきなりの急登でかなり汗をかきましたが、標高700mあたりから雪が出現。気温もちょうどに感じます。この辺りからアイゼンを装着しました。

 

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途中の鍋倉山まできました。向かって左が大地山、そこから延びた稜線の先に見える右側が初雪山です。あの稜線を歩くと思うとワクワクします。

 

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1時間45分で大地山に到着です。360度の素晴らしい展望。この辺りの山は海が近いので日本海をバックに記念撮影です。ここが富山の百山の45山目。

 

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初雪山へと続く稜線。素晴らしい景色です。来てよかった〜。

 

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ただ、結構危険な箇所もたくさんあります。緊張感も忘れません。これ以上雪解けが進むとこの辺りは厳しいかな…。

 

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途中で大地山方面を振り返ります。素晴らしい解放感!

 

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ラストの登りです。足跡はありましたが、出会った登山者はここまで4組だけ。

 

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ついに初雪山に登頂。スタートから3時間15分でたどり着きました。目の前にそびえる朝日岳。普段とは違う角度から見る剱岳。全てに圧倒されてしばらく見惚れてました。百山の46山目です。しかしここだけ風が強かった…。

 

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剱岳アップ。ここでも剱の存在感は抜群でした。

 

山頂で強風に耐えながらお昼ご飯を食べました。ローターベストがここでも活躍。でも日差しもあったので凍える寒さではありません。食べ終えたら名残惜しいですが下山開始です。

 

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こういった割れ目がいたるところにあり、どこでも自由に歩ける訳ではありません。帰り道こそ慎重に…

 

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大地山まで戻ってきました。天気がずっと持ってくれてよかった!雪は朝よりも緩んできましたが、下るには固いよりも安全です。

 

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無事下山完了です。

往復18㎞、獲得高度1,835m、所要時間は5時間半でした。天候、雪の状態と好条件が重なったのでスムーズに行ってこれましたね。踏み跡も多かったのでコースミスもありませんでした。

水は1リットル持っていったんですが、序盤で結構汗かいたのでラストはギリギリでした。もっと暖かくなってきたら、全然足りない…。

 

お花見もいいですが、頑張った先で出会える景色は本当に格別です。これからもこんな景色に出会っていきたいですね。

 

実はまだ登ってなかった二上山。ファミリー向けで楽しいです。

高岡市氷見市の間にまたがる二上山富山県民ならその名をほとんどの方が知ってると思います。奈良時代の万葉の歌人大伴家持も愛した故郷の里山です。

 

実は私、本当の二上山山頂には行ったことがありませんでした。万葉ラインや城山などは車や自転車で行ったことがありますが、三角点がある山頂は未だ未踏でした。まぁ、行こうと思えばいつでも行けるから…と思いつつ、今まで引っ張ってしまいましたね。

 

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二上山にはたくさんのアプローチがありますが、今回は二上射水神社から登りました。山頂までは1時間も掛からなさそうです。

 

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この日は天気が良くて、歩いてても気持ちがいいです。立山連峰もよく見えますね。

 

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山頂手前にある大伴家持像。同じポーズで高岡の街並みを見下ろします。

 

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のんびりと歩きながらでも40分ほどで山頂に到着です。多くの子供連れの人たちとお会いしましたが、子供たちでも登れちゃう本当にファミリー向けの山ですね。市民の憩いの場といった雰囲気でした。

 

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この日のメインは山よりもこちらのお昼ご飯でした。キムチ鍋食べて、締めは牛すじ肉と絡めたうどんをいただきました。穏やかな富山湾の海を眺めながらのランチは、どんな高級レストランの豪華ランチよりも美味しかったですね。春の陽光を浴びて、時間がゆっくりと流れました。

 

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帰りは平和の像を見て少し寄り道。往復1時間半ほどの、登山というよりはハイキングでしたね。ラクラクな登山でしたが、これもれっきとした富山の百山。これで44山目をクリアです。