まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

南砺の情熱が思いっきり伝わった100キロマラニック。

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昨年から富山でもウルトラマラソンが開催されるようになりました。ただ、こちらの大会名はウルトラマラソンではなく「マラニック」となっています。富山でマラニックと言えば「立山登山マラニック」が有名ですが、こちらの「南砺100キロマラニック」も、それに負けないくらいのホスピタリティ溢れる素晴らしい大会でした。

 

今回私はラン仲間5人とリレーの部で出場しました。100キロもの距離をリレーで繋ぐ大会なんて、全国的にも珍しいんじゃないでしょうか?まるで箱根駅伝みたい⁈

当初、リレーポイントは予め決まってたんですが、参加者募集の途中でルール変更があり、リレーポイントは全てのエイドで可能になり、なおかつリレーメンバーは何度走っても良いこととなりました。だいぶ敷居を下げて、参加しやすくしたんでしょうね。私はその内、スタートから27㎞地点までとゴール手前のラスト3㎞を走らせてもらいました。

 

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制限時間15時間のレースを1日で済ませるため、なんと早朝4時にスタートです。日が長い今の時期でもまだ薄暗い中での号砲ですが、かえって涼しくて走りやすかったですね。暑さが苦手な私。距離が長くアップダウンも構わないからと、序盤に走ることを買って出ました。

 

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菅沼や相倉といった合掌造り集落を走り抜け、国道156号線から利賀村に向かう激坂を快調に登っていきます。心配された右膝も、テーピングを施すとかなり効果的でほとんど痛みは感じません。うーん、こんなに不安なく走れるのは久し振りだ。

 

チーム最初のリレーポイントである27㎞までを私は2時間20分ほどで走りました。涼しいし呼吸も楽だし足も痛くないので本当に余裕を持って気持ちよく走れました。リレーする直前は「このまま1人で走り切ってもサブ10いけそうだな!」と勘違い⁈する程でした。もちろん、無理だったとは思いますが…

 

無事リレーを終えた私。この後はひたすらチームのサポートに回ります。というのも、この先のコース上のリレーポイントには自分たちが用意した車で先回りしなければなりません。おおよその道が分かる私が、ドライバーとしてチームメイトを先々のエイドまで運ぶことになりました。これがまたなかなか楽しい!

 

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順々に訪れるエイドは、どこももてなしが凄いです。アイスは出るわローストポーク丼は食べれるわ、

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そうめんも頂きました。

 

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カレーまで食べれました。

 

はっきり言って、走る消費カロリーより食べる摂取カロリーの方が多いです。実際、レース後は体重増えてましたね。1人でウルトラなんて走ると、胃腸がやられることもあるのであまり食べられなくなるんですが、今回は1人平均20キロ前後の走行距離なので思いっきり食べられます。チーム全員がどのエイドでも好きなだけ食べられるが嬉しい!

 

あまりに食べさせてもらえるので、本来の目的を見失いそうになるこの大会ですが、ボランティアの方々の情熱、もてなしは本物です。決して大規模な大会ではありませんが、手作り感があり、みんなで盛り上げようという気概が感じられる面白い大会でした。ポスターのキャッチコピーの通り、「南砺の情熱」伝わりましたよ。

 

当初、チームでは10時間以内の完走を一応の目標にしてたんですが、なんとそれよりも1時間以上早い8時間36分でゴールすることができました。途中メンバーの体調不良なんかもありましたが、チーム一丸でそのアクシデントをカバーできたのが良かったです。本当にみなさんお疲れ様でした。

 

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ラストはタスキを繋いだ5人で一緒にフィニッシュテープを切りました。この写真は大会側がアップしたものですが、本当にいいショットだなぁ…。