まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

奇跡のレッスンで魔法にかかりたい

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NHKBSプレミアムで放送されてます「奇跡のレッスン」。各分野の世界的な指導者が日本の子供達にレッスンを行うというドキュメンタリー番組です。このあいだの土曜は、中学の陸上長距離がテーマでした。

 

今回の最強コーチはイタリア人のレナート・カバーノさん。私は知らない方だったのですが、50を過ぎてからケニアに行って指導を始め、その教え子たちは世界大会でメダルを取りまくっているみたいです。ちなみにご本人はすでに70代です。中学生からしたらお爺ちゃんですよね。

 

この番組で登場するコーチの指導期間は大体が1週間くらいです。ハッキリ言ってそんな短期間で目覚しい効果が出るとは思いませんが(長距離走なんて特に!)、技術的、体力的なことよりも、メンタルに働きかけるエッセンスを注入してる印象でしたね。この1週間で学んだ事を、今後の競技人生に活かしていこう!といった具合でしょうか。すでに体力的にもメンタル的にも伸び代がない私には効果は限定的かもしれませんが、これからまだまだ伸び代がある中学生には場合によっては絶大な効果があるかもしれませんね。実際レッスンの最後はレースに出場するんですが、見事結果に結びつけてたし、さらなる飛躍のキッカケになりそうな感じもありました。

 

 

カバーノさんの言葉で印象的なものをいくつか…

 

○ レースは試験ではなく、自分を表現できる場。

 

○ できるかどうかは頭じゃなく身体が決める。

 

○ 速く走るには速く走らなければならない。

 

3つ目の言葉はなんだか当たり前に聞こえますが、要するにこういう事だそうです。

20㎞を1時間で走れ(キロ3分)と言うと、ヨーロッパの選手は完走を優先してペースを落とすが、アフリカの選手はそのペースを保ち、走れなくなったらやめる。結果、設定タイムで走れるようになるのは後者の方で、前者ではいつまでたっても届かないんだとか。

 

速くなりたければ距離を踏むよりはスピードを磨きなさいと言う事ですね。分かってはいるんだけどなぁ…。