まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

乳酸性作業閾値(LT値)を計測してみたら驚きの結果だった!

乳酸性作業閾値とは、血液中の乳酸が急激に貯まり始める運動強度のことです。

通常強度の低い運動では、乳酸が作られる量 < 乳酸が除去される量、となり疲労を感じずに運動を続けることが可能です。反対に強度が高いと、乳酸が作られる量>乳酸が除去される量、となり、じきに血液中の乳酸濃度が高まり長時間の運動はできなくなります。乳酸性作業閾値(LT値)とは、乳酸が作られる量=乳酸が除去される量、となるポイントのことで、この値を上昇させることが長距離ランナーにとっての目標なんです。

 

私、これまでは手首から光学式で心拍を取っていましたが、年末にガーミンのハートレートセンサーを追加購入してからは、その胸部ベルトから心拍を計測するようになりました。このセンサー、何がスグレモノかと言うと心拍を取りながら20〜30分くらい走ることによって乳酸性作業閾値が計測できるんです。本来、LT値を本格的に調べるとなると血液採取などするそうなんですが、このセンサーならばそんな手間が不要です。まぁ、精度もそれなりなのかもしれませんが…。それでも自分のパフォーマンスを確認して、どれくらいの強度のトレーニングをしていこうかを決めるには十分役立ちそうです。

 

実は元旦の日、このハートレートセンサーでLT値を計測してみました。病み上がり直後だったので、計測結果にどう影響するのか不安だったんですが、弾き出された数値は自分でも驚きの結果でした。

 

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なんと、私の乳酸性作業閾値(LT値)は1キロ4分27秒ペースだそうです。心拍数にして162bpm。つまりこのペース、心拍数までは血中の乳酸を除去できるため、疲れを感じる事なくずっと走っていられることになります。それってホントですか?

 

私、元からLT値と言う概念は知っていましたが、今までの自分の感覚ではキロ4分40〜50秒くらいかなと踏んでいました。なのでこの結果は自分の想定をはるかに超えるいい結果です。私ってこんな高強度にも耐えられる事になっているんですね…。

 

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さらにガーミンは5㎞や10㎞、ハーフやフルマラソンの完走タイムまで予想してくれます。それがこちらでしたが、ハッキリ言ってこれはあり得ません!こんなタイムで走ってみたいけど、今の実力では絶対無理ですね。

 

先程、LT値を伸ばすことが長距離ランナーの目標であると書きましたが、実はこのLT値を伸ばす方法というのはすでに確立されています。なんでもこのLT値付近のペースで走ると乳酸除去能力が向上して、次第に楽に感じられてくるそうです。このペース付近のビルドアップ走や、ペース走が効果的っぽいですね。

 

LT値計測はこれからも月1くらいの頻度で調べていこうと思います。果たして順調にレベルアップしていけるでしょうか?