まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

2019年の初登山は黒菱山。スノーシューも今シーズン初。

久々の平日の休みを利用して、2019年初のスノーシュー&富山百山登頂をしてきました。この時期にアルプス級の山には行けませんので、目指す山は自ずと標高1,500以下のいわゆる低山が多くなります。今回は朝日町の黒菱山(1,043m)に行ってきました。

 

この山、事前の情報だと林道歩きがとても長いとあったので(6㎞くらい?)、夏山シーズンにはあまり気が進まなかった山です。なので積雪期の薮が埋もれた時期にスノーシューで、周りの山からアプローチすることにしました。等高線から見たら、黒菱山から東の南保富士、二王山経由で行けそうです。これだったら読図の練習にもなりそうなので今回アタックしてきました。

 

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登山口付近に駐車して、スノーシューに履き替えます。ただ、ここからの林道歩きが結構長いです。当初は南保富士の登山口までもうちょっと車で進めないかと目論んでいましたが、積雪のためここから歩くしかありません。冬シーズンは道がどこまで除雪されているかで、難易度が大きく変わりますね。

 

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ただ、南保富士まではトレースがあったので、ありがたく使わせていただきました。南保富士は私も昨年2月の積雪期に登頂しましたが、冬場でも登られている山のようですね。

 

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約50分、3.4㎞歩き本来の登山口に到着です。この先にこのルートで一番の急登がありますが、トレースのおかげでスムーズに登れました。ラッセルだとかなりの体力使ったでしょうね。

 

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目の前に南保富士が見えてきました。天気は曇りで、稜線上は右側から結構な風が吹きつけます。今回は装着したウェアのチョイスが丁度だったらしく、暑くもなく寒くもなく快適に登れました。

 

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スタートから1時間35分で南保富士までやってきました。ただこの日のゴールはここではありません。行く先にこれから目指す黒菱山がそびえますが、ここから見るとなだらかな山容ですね。ここからは先は読図しながら進みます。

 

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左手に見える富山湾と大鷲山

 

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正面に黒菱山が見えますが、まだまだ先は長い…

 

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右手に北アルプス剱岳も見えます。

 

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隠れきってない薮に苦労する場面もありましたが、なんとかここまで来ました。ラストのこの坂を登れば黒菱山山頂です。

 

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スタートから3時間20分で無事登頂です。58山目を無事に踏破できました。

 

山頂は木々が刈り払われていて広々としているんですが、風が強く一気に体温が奪われてしまいます。眺めは抜群なのに、ここに停滞するのはキツいですね…。なので山頂から少し下った木々に囲まれた場所でランチタイムにしました。風を受けなければ全然凌げます。

 

さて、当初帰りはピストンするつもりでしたが、ここまでの行程で薮に苦労したシーンが思い出され、黒菱山からの夏道を下ることにしました。地図もあるし、スマホの電池もまだ充分あったのでGPSも使えそうです。荒れた林道歩きが面倒との情報でしたが、雪道をスノーシューで行けば然程ではない?との判断をしました。

 

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ただ、このルートが大変な曲者でした。山頂から30分ほど下ったあたりで斜度が急激に増して、降りるルートを探すのにウロウロ…。なんとか降りると今度は2箇所ほど沢を渡らなければなりません。これもなんとかクリアしましたが、次は崩落しまくった林道を延々と歩き続けます。この代わり映えしない景色の中をひたすら歩き続けるのは本当に苦痛でしたね。下り基調なので多少エネルギーは節約できましたが、もし逆ルートならばさらにウンザリしたと思います。

 

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それでもちゃんとスタート地点まで戻ってくることができ、見事ラウンドできました。サマーシーズンより時間がかかるのは仕方ありませんが、夏場にこのルートは辿れませんからね。メンタル的にキツい場面もありましたが、振り返ってみれば物凄く充実した登山になりました。

 

朝日町は冬場に登るのに適した山が多い気がしますね。標高や距離の難易度も私に丁度だし、海が近いので眺めもいい山ばかりです。今年の夏くらいには朝日町の盟主、朝日岳に登らなければ!

難点を言うならば、これらの山々は私の住んでるところからは少し遠いことかな⁈毎回高速に乗って登山口に行ってるし…。