まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

低山はこれだから侮れない!57山目、濁谷山。

本格的な冬がやって来る前の晴れた休日。そんな日はやっぱり山に登るしかありません。一昨日の日曜はまさしくそんな日でした。

 

今回のターゲットは魚津と上市にまたがる濁谷山(1,238m)です。小早月川の上流にある山で、大雨の際は土砂崩れで川の水を濁したことからこの名がついたとのこと。おそらく百山チャレンジをしてなかったら、知らないままの山だったでしょう。

 

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この山自体のレベルはハッキリ言って高くはありません。かなりのんびりの行程でも、登り1時間半、下りは1時間ほど。林道歩きを含めても往復5.4㎞ほどでした。

 

しかしこの山の侮れない点は登山口までの林道にあります。というのも、荒れまくった林道の両側から、無数の藪が覆い被さり車のボディをガシガシと叩き、さらに藪や下草に隠れた石にタイヤが乗り上げます。行けるところまで行こうと開き直り、可能な限り来るまで進みましたが、愛車にはかわいそうなことをしました。下山した時はやっぱり泥だらけ…ごめんよ…。しかも途中で崩落箇所があり、車での前進はそこで断念。少し戻った場所に駐車して、残りを歩くことにしました。この時点ですでに運転でヘトヘト…。

「こんな山、2度と来たくない!」

と思わず愚痴がこぼれました。

 

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登山道は踏み跡がついていて、目印のテープも頻繁に見つかります。慎重に進んでいけば迷わないですね。ただ、整備がされてるとは言い難く、倒木や藪が所々で行く手を阻みます。マイナーな低山だとやはりこんな感じですね。あとこの山にはクマも居るそうなので、熊鈴とホイッスルは欠かせません。道中はしょっちゅう鳴らしてました。

 

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左手に僧ヶ岳と駒ヶ岳の稜線が見えました。2,000m級は雪化粧してます。

 

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山頂に到着し、毛勝三山をバックに57山目の記念写真です。毛勝山の左奥には白馬岳の姿も。実はこの山、何気に一等三角点の山です。

 

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剱と立山も雪をまとった姿を見せてくれました。青空に映えて本当に美しい!

 

登山口までの林道の運転だったり、登山道も快適とは言えなかったんですが、山頂からの眺めは抜群でした。さすがは一等三角点。

 

この日、他の登山者は山頂で出会った2人組の夫婦だけでした。聞けばこちらも富山の百山に挑戦中だとのこと。でないとこの山に登ろうとは中々思わないでしょう。お互い「この山選ぶなんて、物好きですね」と声を掛け合いました。

残りの山の数を詳しくはお聞きしませんでしたが、おそらくは私よりは少ないようですね。なので私よりは早く達成されそうな感じです。まぁこれは他人と競う物でもないし、それぞれのペースで進めていけばいいんでしょうね。お互いこれからも安全に登山を楽しみましょう。