晩秋の僧ヶ岳は秋も冬も体験できたよ。
今シーズンのレースがすべて終わりましたが、山へ行くのは自由です。富山には3,000m級の北アルプスもあれば、1,000mに満たない低山もたくさんあり、積雪さえクリアできれば1年中、山を楽しむことができます。
先週の文化の日は魚津の名峰、僧ヶ岳に登ってきました。魚津市と黒部市にまたがるこの山は、雪解けの季節には山肌の残雪が、麓から見ると「僧」に見えるのことからその名がついたのだとか。魚津の方にはよく知られてる山みたいですね。
僧ヶ岳の登山ルートは3つほどあるようですが、今回は累積標高差とコースタイムが1番長い片貝東又ルートから登りました。トレーニングも兼ねるならば、これくらいの負荷はないと。
登山口に向かう途中の車から。麓は紅葉真っ盛りです。
登山口に到着です。駐車場も一台のみ。
登り始めからいきなりの急登ですが、紅葉した木々と、バックの青空のコントラストに癒されます。ロングTシャツでスタートしましたが、すぐに暑くなり半袖姿に変身…💦何か所もロープが設置してあり、登山に慣れてない人には確かにキツいコースだと思います。
後ろを振り返ると、雪をまとった毛勝山がそびえてました。2,500m級だと、さすがにもの凄い迫力ですね。今年は行けなかったけど、来シーズンは是非行きたい山です。
右手の方にはこちらも富山の百山、駒ヶ岳の姿も。駒ヶ岳には僧ヶ岳山頂から登山道が延びています。
ようやくキツい登りを終え、伊折山まできました。ここからは多少なだらかになり、僧ヶ岳までは風衝地帯を歩きます。
目の前に僧ヶ岳が見えてきました。
この辺りまで標高を上げると、木々の葉はほぼ落ちていて、足元では乾いた落葉を踏みしめるとパリパリ、カサカサと心地いい音がします。フカフカしてて気持ちいいですね。
風衝地帯によくある池塘が姿を現しました。雪を被った後立山連峰も見えてきましたね。
標高1,600m付近まで来ると、日陰には解け残った雪がありました。確実に冬が近づいていますね。
登山開始から約2時間で僧ヶ岳に到着です。この間、下山途中の方1人とすれ違ったのみで、山頂も独り占めです。バックは白馬岳、こちらももう雪で真っ白ですね。
暖かい陽射しを浴びながら山頂で昼食を食べた後は同じルートを戻ります。もっと時間に余裕があり、もう少し補給食を用意してきてたならば駒ヶ岳まで足を延ばすことも出来たかもしれませんが、今回は両方とも足りません…。この時期は日が暮れるのも早いので、早々に下山です。
帰り道は少しランも混ぜて、軽快に降りてきました。降り積もった落ち葉を蹴散らしながら走るのは爽快感ありますね!たまに地面の凹凸が隠れてしまってて、滑りそうにはなってましたが。
下りは70分ほどで戻ってこれました。往復約3時間はコースタイム7時間半の半分以下です。今回速さにこだわったつもりはなかったんですが、体力、時間共に余裕を持って下山できたから良かったです。
この時期は秋から冬への季節の変わり目ですが、山ではその様子が目に見えて分かるので面白いですね。麓は紅葉真っ盛りの秋。中腹は落ち葉だらけの晩秋。 山頂付近は雪をまとった初冬。全てを3時間ほどで体験できた楽しい登山でした。