まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

道宗道トレイルで五箇山の歴史に触れた秋の休日(前編)

体育の日の三連休の日曜、五箇山の行徳寺から井波の瑞泉寺までの古道を走る「道宗道トレイルラン」に出場してきました。私の出たロングコースの部は36㎞。信越五岳の後ということもあり、36㎞ではロングだと思えない感覚になっていますが、制限時間9時間、累積標高差は2,620mとなかなかタフなコースです。今回が4回目の開催になりますが、私自身参加は初!富山の大会はやっぱり出ておかないと…

 

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五箇山のタカンボースキー場で受付&開会式です。ここからスタート地点の行徳寺まで歩いて移動ですが、参加人数が昨年の2倍ということで行列がなかなか前に進みません。午前7時のスタートに間に合わないかと思いましたね…

 

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この山門をくぐってスタートします。スタート前には立山マラニックの実行委員だったKさんとご挨拶。先月の上州武尊を完走した強者の方ですが、今回は「楽しんで走るよー」と話されてました。

 

さて、スタート直後は30番手くらいで走り出したのですが、キロ5分くらいで走っていても、バンバン抜かれていきます。このコースは最初にロードが4㎞以上あるんですが、それにしてもみんな速すぎです。25分ほどのロード区間の間で、おそらく100位以下まで順位を下げたと思います。それでも私はキロ5分くらいをキープです。

 

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登山道に入った途端、いきなりの大渋滞…。みんな最初に飛ばしたのは、渋滞に巻き込まれたくないからですね。でもまだまだ序盤です。最初は抑えたくらいでちょうどと考え、私はそのまま前のランナーについて行きました。

 

実はロングコースの最大の難所はここなんです。最初のピーク、小倉山までの約700mを一気に登らされるんですが、登り始めて20分程すると前方のランナーたちが明らかにペースダウンし始めます。私はまだまだ余裕があったので、さすがに焦れてしまい、頃合いを見てどんどん抜いていくことにしました。みんなロードで飛ばし過ぎだよね。

 

小倉山のピーク手前から、しばらく並走するランナーがいましたが、なんとその方に声をかけられます。

「〇〇さんですよね?」

はい、そうです!と答えましたが、私は面識のない方…どちらでお会いしました?と尋ねると、テレビ放映された立山マラニックで、私のインタビューや映像を見たとのことでした。でもインタビューがオンエアされたのは昨年のはず…観てる人は観てるんですね。この、声をかけてくださったIさんは、今年のオンエアでインタビューされたようです。マラニックやTOGA天空、立山山麓トレイルの話をしながらしばらく並走しました。

 

下りに入ると私が前になり、多少前とも差がではじめたので、ここでペースアップ!夏場に会得した(つもりの?)下り方で、気持ちよくどんどん駆け下りました。

 

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天気は曇り。もっと晴れると思ってましたが、暑くならなくて、かえってよかったかも。

 

12㎞地点のたいらスキー場のウォーターエイドでトイレを借ります。この辺りから単独走になってきました。ここは1時間45分くらいで通過。初参加のため比較対象が難しいですが、悪くないペースのようです。ここから高落場山に向け、また登りです。

 

高落場山への登りでは、一人一人前方のランナーを抜いて行きました。うん、足も動くし心肺もまだいけそうです。後続から詰めてくるランナーもいません。まだまだ順位を上げていけそうです。

 

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先週の試走では快晴でしたが今回はガス…。ちょうどスタートから2時間半でした。

 

高落場山から縄ヶ池までは、ブナの原生林の見事なトレイルを駆け下ります。このコースはここが一番のハイライトですかね。テンションも上がり、気持ちよく走れました。でも、お腹もすいてきたんですよね。

 

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縄ヶ池エイドです。スタートから2時間50分、ようやく食べ物にありつけます。今回自前の補給食はジェルとスポーツ羊羹だけだったので、しっかりとした食べ物が食べたくなっていました。

でも本音を言えば、おにぎりなどのお米が食べたかったかなと…。パンやバナナ、汁物やフルーツなどはありましたが、この時の私のお腹はお米を欲しがってましたね。少し残念と思いながらもパンなどを頬張ります。

ここのエイドの直前で女子の3位の方をパスしました。ならば私は男子のどのくらい?と思いながらも、相手は他のランナーじゃなくて自分だと言い聞かせます。エイドを出て次なる山、高清水山へと向かいました。

 

 

レースもブログも後半へと続きます。