山頂ですき焼きを食べた28山目、別山。
夏本来の日差しが恋しい8月も後半です。なんかずっと梅雨みたいな天気ですね。
そんな中、先週の土曜は北アルプスへ…
今回はちゃんとアルペンルートの富山県民割引を使って、室堂からの別山登山は行ってきました。「ガチ」か「ゆる」かと言えば「ゆる」の方になりますが、1週間後には立山登山マラニックが控えているので、あまり追い込み過ぎてもマズイかなと判断もあり、この日は5人のパーティーでののんびり登山となりました。
室堂到着直後はかなりの寒さにビックリしましたが、すぐに陽も射してきて丁度良い体感温度になってきました。完全にはガスは取れ切れませんでしたが、視界は悪くありません。自ずとテンションも上がってきましたよ!
室堂から、まずは雷鳥沢のキャンプ場を目指します。整備された道を歩くので危険箇所はありませんが、地獄谷からの風に乗り、辺りに漂う硫黄の匂いが気になります。
雷鳥荘の前でのワンショット。カッコつけてますね…笑
浄土沢を渡り、いよいよ本格的な登りへ。
ガスが掛かったり晴れたりを繰り返しながら、徐々に硬度を上げて行きます。小雨もパラつきましだが、本格的な雨には見舞われませんでした。
別山乗越にある剱御前小舎に到着です。ここで小休止し、トイレも利用しました。
晴れていればここから剱岳の勇姿が拝めるはずですが、この日は剱方面はなかなかガスが取れず、その姿は雲の中に隠れたまま…。
それでも、歩き続けれていれば見えるかもしれない…の希望を抱き、別山方面への稜線へと歩いて行きます。
ここからの登山道は快適そのもの。標高もほとんど変わらないため、緩やかな斜面をマイペースで歩けます。
この稜線で雷鳥のつがいを発見!二羽とも丸々とした大きな体してました。エサが豊富なのかな…?
28山目、別山に到着です。
仲間に写真を撮ってもらうので、笑顔になりやすいですね。ソロで登り、見知らぬ人に撮ってもらってはこの笑顔は出ません。
お待ちかねのお食事タイム!なんとこの日は山頂ですき焼きをいただきました。こちらもソロでは絶対に味わえないご馳走です。女子3人が鍋に食材を投入してます。
剱岳の姿はこの日はこれが限界でした。見えそうで見えない…
別山の山頂では1時間くらいくつろいでしまいました。こちらもパーティー登山ならではですね。
そのため、この段階で雄山までの縦走は諦めて、「大走り」から雷鳥沢に下ることにしました。大走りは実は今回初めて通りましたが、開放感あふれる楽しい道でしたね。逆に登りだと斜度がなかなかなので、かなりキツそうです。この時期はもう残雪も消えていましたが、残っていたらここ下るのはおっかないでしょうね。
結局室堂に戻ったのは夕方5時。スタートが朝9時だったので、歩行時間7時間、休憩1時間の計8時間の登山でした。歩行距離は約11㎞なので、かなりのゆっくりペースでしたし、たくさん食べたので、おそらく下山後は登山前よりも体重も増えていたのではないかと…。
トレーニングというよりは、完全にレジャーとしての登山になってしまった別山でしたが、山頂で食べたすき焼きがあまりにも感動的でした。荷物や手間も多くなるけど、山メシにこだわるのもアリですね。食材や鍋を持って登ってくれ、楽しいランチタイムを提供してくれた仲間に感謝です。