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まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

晩秋の能登で大いなる修行を受けてきました。〜峨山道トレイルラン〜

石川県輪島市門前町総持寺祖院から、羽咋市の永光寺までを走る峨山道トレイルラン。約650年前に峨山禅師が両寺院を通ったという古の山道75㎞を、21世紀のトレイルランナーたち400名とともに辿る修行に行ってきました。

 

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まだ夜明け前のスタート地点。

8月の立山マラニック、9月のUTMFで一緒だったFさんと直前に合流です。

 

私のスタート前の目標が10時間以内の完走だったのですが、結果から言うと約1時間オーバーの10時間57分でフィニッシュ。50㎞地点までは6時間以内で到達できたので、残り25㎞を4時間以内で走ることはおそらく大丈夫だろうと思っていたのですが、ここからが大誤算。「よっぽどの事が無ければ…」と考えていたら、そのよっぽどの事が起きてしまう大失速でした。

 

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朝日に照らされる能登の山々。前半は本当に気分良く、順調そのものでした。

 

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累積標高は高くはありませんが、細かいアップダウンが続く、終始走らせられるコースです。実はここがコース上の最高地点でした。

 

 

さて、50㎞地点のチェックポイントを超えたあたりから、少しづつ補給食が喉を通らなくなってきます。胃がムカムカしてくる感覚でした。実は似た症状は過去にも経験しており、その都度胃腸薬を服用して、事なきを得てきました。今回も胃腸薬をバックパックに忍ばせていたので、これ飲めば平気だぜーくらいの思いでした。ところが…

いっこうに症状は治らないどころか、吐き気もしてきて明らかにペースダウンします。脚はまだまだ残っていたのに、次第に歩く時間が長くなっていきました。本来なら飛ばすはずの下りが、胃が揺さぶられるため一番キツいパートになりましたね。この区間で20人くらいには抜かれたような気がします。

 

 

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世界農業遺産にも認定された能登里山風景。この日の天気は最高でした。

 

結果この50㎞から60㎞の10㎞に、2時間以上掛かってしまいました。

吐き気がする→ 食べれない→ エネルギーが増えない→ 走れない、のまさしく悪循環。この時点でレース当初の目標であった10時間切りが厳しくなります。いや、残りの行程と自分の体の状態から判断すると、もはや無理でした。

 

日没が16時40分あたりなので、11時間切りならばなんとか明るいうちにゴールできそうです。目標はすでにそちらに切り替えました。しかし残りの区間を全て歩いていてはそれすらも叶いません。

幸い、ラスト5㎞あたりから気持ち悪さも治まってきて、ロード区間も増えてきたためペースも安定します。すっかり薄暗なり、これ以上暗くなればライトが要るなーというタイミングでゴールしました。いやー、長く辛い修行の旅でした。

 

 

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スタート、ゴールの両寺院の御朱印が載った完走証です。シブくてカッコいいですね!

 

本当になんとかゴールにたどり着いたという感覚でした。途中は人生初のリタイアも覚悟しましたね。胃腸トラブルの原因はハッキリしてません。富山マラソンから2週間しななかった事で内臓の疲労が抜け切ってなかったかもしれませんし、前日までの食事、あるいはレース前半の補給方法がマズかったのかもしれません。コレだ特定するのは難しいですが、どんなに走力があっても、胃腸トラブルで全てを台無しにするのは、本当に辛いことだと思います。色々試しながら、自分なりの予防法を見つけたいですね。