まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

日本最後の秘境にも日帰りで行けました。

日本最後の秘境と呼ばれる「雲ノ平」

人気トレッキングコースのランキングでも必ず上位に入る、全国のハイカー憧れの地です。

そんな場所が故郷富山にあるにもかかわらず、まだ一度も行ったことがない私。それもそのはずで、どの登山口からでも2日以上は要する、簡単に行ける場所ではないからです。

 

だが、山に慣れ、コースタイムをかなり短縮できる走力が身についた今なら、ひょっとして日帰りで行って来れるんじゃないかと考え、20日の土曜に実行に移してきました。

 

コースは、折立→太郎平→黒部五郎岳→黒部五郎小舎→三俣蓮華岳→三俣小屋→黒部源流域→雲ノ平→薬師沢→太郎平→折立、です。

 

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朝7時半、折立登山口をスタート。

 

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今年何度も歩いた太郎平までの登山道。この時点では天気良かったので、大日連山や剱もくっきり見えました。

 

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太郎平の草原、奥に見えるのは白山ですね。

 

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北ノ俣岳手前から見た薬師岳

 

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スタートから2時間半で北ノ俣岳に到着。この辺りのトレイルは走りやすくてサイコーです。

 

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今から向かう黒部五郎岳と、右は笠ヶ岳かな?

 

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3時間半で黒部五郎に到着。今年3度目です。

 

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カールに降りて黒部五郎の山頂を見上げます。

 

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4時間20分で黒部五郎小舎に到着。ここで30分程休憩して、持っていったラーメンとアルファ米のチキンライスを食べました。

 

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三俣蓮華岳へ向かう途中、黒部五郎をバックに。ここから見る黒部五郎は圧倒的な姿です。

 

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5時間半くらいで三俣蓮華岳に到着。本来なら大展望らしいですが、山頂手前からガスが掛かってしまい真っ白…。雨も混じりました。

三俣蓮華岳は富山、岐阜、長野に跨る文字どおり三俣地点です。

 

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定本「黒部の山賊」の舞台、三俣小屋に到着です。ここから鷲羽岳は目前ですが、山頂にガスが掛かっていたのと、残り時間を考え黒部源流ルートを辿りました。

 

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黒部川水源の碑。この辺り、水場には困りません。

 

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鷲羽岳が姿を見せてくれました。行けば良かったかな…と思いましたが、行っていれば間違いなく時間オーバーでしたね。

 

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雲ノ平に入りました。日本庭園と呼ばれる辺りでしょうか。

 

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午前中に辿った、北ノ俣岳〜黒部五郎岳の稜線が見えます。よくぞここまで来たもんだ。

 

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雲ノ平は秘境と呼ぶに相応しい、別世界のような景色です。

 

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雲ノ平から見た黒部五郎岳薬師岳。100名山に囲まれた、まさしく楽園です。

 

雲ノ平を過ぎ、薬師沢に下るあたりから折立のゲート時間が気になり始め、写真を撮る余裕がなくなりました。しかも薬師沢に下る登山道がキツくて…。滑りまくる岩場を慎重に降りて行きました。

 

薬師沢から太郎平に登るルートも、普段なら難しくない筈ですが、どうしても時間を気にしてしまい、あまり楽しめませんでした。初めて歩くルートだったため、どれくらいで着くのか分からず、どうしても焦ります。

 

太郎平に着いたのが夕方5時40分。ここから折立までは1時間10分程で下れるので、7時頃までには着きそうです。8時のゲート時間に間に合いそうな目星がついて、まずは安心しました。ただ、ライトは使うハメになりました。持ってて良かった〜。

 

午後6時50分、無事折立まで戻りました。所要時間11時間20分、44㎞の行程をなんとかやりきれました。まともな休憩は黒部五郎小舎で休んだくらい。コースタイムを考えると3泊はするルートを、無理矢理1日でラウンドしたので、余裕のないかなりキツキツな行程になってしまいました。本当ならば雲ノ平あたりをもっとじっくり庭園巡りすれば楽しいのでしょうね。

 

次回もしやることがあれば、1泊して鷲羽岳水晶岳を辿ればいいかなあ。