利賀の自然とおもてなしを満喫 〜TOGA天空トレイルラン〜
スタート前の地元の子供たちによる鼓笛隊演奏です。この日のために練習してきてくれたのでしょう。
出場したロングコースは距離40.5㎞で累積標高は2,555m。序盤の最高地点までの直登でかなり体力削られます。
路面にチョークで応援メッセージが!暖かいというよりは、深く心に刺さるメッセージです。
序盤のスキー場跡地の直登。ここでは前を行くランナーもほぼ歩き。
後ろを振り返ると、後続のランナーも列をなして登り続けてます。
去年も出たので、ここでオーバーペースにならぬよう気をつけながら登り続けます。とは言いつつも、心拍数はずっとMAXでしたが…。
最高地点到達後はゲレンデ跡地をダウンヒル。開放感溢れる景色を楽しみながら駆け下ります。
林道を経由して下りきったら次は日本200名山の金剛堂山の登山道へ。ここはピークまでは行きませんが、ロープを使っての登りや徒渉といった、バライティに飛んだトレイルを進みます。この辺りからミドルコースのランナーも見かけるようになりました。
18㎞地点の上百瀬のエイド。補給もさることながら、地元の方々の熱気と応援で元気をもらいます。
コース中盤は極上トレイルの連続。参加人数もさほどではないので、ほぼシングルで走れます。
26㎞のそばの郷エイドで名物の利賀そばをいただきます。
ここまでは物凄く順調でしたが、この辺りから暑さも気になり、歩く回数が増えてきました。いつもなら全然走れそうな緩やかな登りの林道も歩いてしまいます。スタートから3時間半経過して、体力的にキツくなってきたかな?前半抑えたつもりでも、やっぱり体力削られたようです。
ただキツいのはみんな同じ様で、明らかにペースが落ちたのにあまり後続のランナーに抜かれません。
しかし30〜35㎞の間に、3人の女性ランナーに立て続けに物凄い勢いで抜かれました。実はこの3人が女子の1位、2位、3位の方。終盤にきてのあの力強い走り!女性陣の粘り強さを見習わないとです。
後半ペースを落としたとはいえ、補給もうまくいったし、足攣りや胃腸トラブルもなく、無事ゴールへ。タイムは5時間44分で35位。いやぁ、キツかったけど本当に楽しいトレイルでした。
ロングコースのトップは日本を代表するトレイルランナーの山田琢也選手。山田選手は4時間4分でゴールだとか…。うーん、あのコースを4時間で完走するなんて尊敬しますね。しかも4時間前半なんて、人間業とは思えません。
利賀村のみなさん、素晴らしい大会をありがとうございました。