まっちゃんの桜の木陰日記

自然豊かな富山を舞台にランニング、サイクリング、そしてカイロプラクティックを施すミドルエイジアスリートの日記

自己ベスト更新は出来なかったけど、ウルトラセブンになれました。

飛騨高山ウルトラマラソンに今年も参加。第一回大会から皆勤で出場し続けてます。いつかはウルトラでサブ10を!と思い続けていますが、その壁の高さを今回も感じましたね。

 

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前日は高山観光でみたらしだんごや、五平餅を食べました。カーボローディングといえば聞こえはいいですが、地元の名産を目一杯堪能してます。天むすも美味しかった!

 

そして受付会場でも販売してた「宮笠」ですが、私は街中にある塚本屋さんで購入。さすが専門店!私の頭にぴったり合わせてもらいました。以前から気になっていたので買えて満足。スピードの出るランには不向きですが、ロングジョグや登山に使えそうです。

 

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さて、レース当日ですが天気は曇り。涼しくてコンディション的には絶好です。午後から雨が降る予報でしたが、燦々と太陽が照りつけるよりははるかにマシです。今の実力でサブ10を出せるとは思ってませんでしたが、「条件が重なればひょっとしたら…」くらいの甘い気持ちはありました。

 

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スタートで前の方に並ばなかったため、1分近くロスしましたが、それ以外は前半はとても順調でした。キロ5分40秒くらいをキープしながら走り続けます。すこーしトイレが多いな…くらいは感じてましたが、暑さに備え水分を多めに摂っていたので、「そういうもんだろ」くらいに感じてました。登りもまだしっかり走れます。下りは速い人に抜かれますが…

 

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ドロップバッグが利用できる、57㎞の丹生川エイドです。今回は初めてドロップバッグを利用しませんでした。私自身ウルトラに慣れてきたし、エイドの充実したこの大会では利用しなくても全然オッケーです。でも初ウルトラや完走目的の方は是非利用しましょう。でも休み過ぎると、出発直後は動けないんですよね。

 

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60㎞通過まではなんとかサブ10ペースを維持してましたが、案の定、千光寺の登りを走ることが出来ず歩いてしまいました。ここでのペースはキロ12分。約3キロ近くをこのペースに落としてしまったため、15分以上はサブ10ペースから遅れてしまいました。むむ、このままズルズルいってしまうのか…?

 

でも下りに入りなんとか回復。そのあとの田園風景の中を走った時もキロ5分30くらいまでは挽回します。まだまだ走れる!諦めないぞ!

 

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74㎞の国府B&Gセンターエイドまで来ました。正直、サブ10は厳しそうかなという予感はこの辺りから。千光寺の後も諦めずに走って挽回して来ましたが、次第にキロ6分を超えるようになってました。10時間30分切りが現実的な目標かなと、頭を切り替えつつありましたね。

 

この後も走りはするんですが、やはりキロ6分を超えてしまいます。そして、エイドでの休憩時間もだんだん長くなっていきました。10㎞進むのに1時間10分くらい掛かっちゃうんですよね。「ちゃんと止まらずに走り続けてるのに!」っていう、もどかしさを感じてましたが、もっと速く走りなさいよって事ですよね。足も痛くないし、歩くほどキツくはないんだけど、どうしてもこれ以上のスピードが出ません。

 

ラストの20㎞は大幅なペースアップもなければダウンもなく、ただ歩を前に進める感じでした。上手くまとめたといえばそうですが、ここでペースアップして抜いていくランナーもいて、私はその後ろ姿を羨ましく見届けるしかなかったです。

 

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ゴールタイムは自己ベストだった去年より約7分遅くなりました。だいたい1㎞ほど去年の自分より後ろだった感じですね。

 

成果も反省もいろいろありますが、とりあえずは怪我なく無事にゴールできたことが何よりでした。この大会で初代ウルトラマンになってから今回で7回連続の完走。これで私もウルトラセブンに進化⁈できました。

 

振り返りはまたの機会にしたいと思います。まずは回復させて、次週の立山山麓トレイルランに標準合わせます。

 

 

ウルトラの合間にリカバリー登山、49山目は唐堀山。

前の週が東尋坊マラニックで次の週が飛騨高山ウルトラ。

 

ウルトラの合間になった6月第1週の週末は、本当なら休養に充てればいいんでしょうが、天気が良いとどうしてもジッとしてられません。あまり高くない山をのんびり歩くぶんにはリカバリーにもなるだろうと考え、自宅からも遠くない唐堀山(1,159m)に行ってきました。

 

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岐阜県との境にある山で、登山口もそちら側から登ります。

 

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国道のトンネル脇にある扉を自分で開き、ハシゴを下れば登山口に出ます。変わったアプローチ方法なのでとっても新鮮でした。

 

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新緑の木々の中を歩き、どんどん高度を上げて行きます。汗かかない程度の負荷で!と思っていましたが、やはり汗はかきますね。涼しくはないなぁ…。

 

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今回は初めて山と道の「mini」を実践投入してみました。ものすごく軽くてフィット感も抜群、とても歩きやすいです…が、背中が蒸れるとの評判がネット等で囁かれてましたがまさにその通り。これさえ解消されれば良いのになぁ。

 

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この山での数少ない展望スポット。晴れてはいるけど、アルプスまでは見られず…

 

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山頂まで1時間45分ほどで到着です。富山百山の49山目。唐堀山の山頂は藪に囲まれ、展望は望めません。もうちょっと進んだ先にある、ヘリポートが展望&ランチスポットかな。

 

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ヘリポートまで来ました。唐堀山の山頂付近はススタケが多く取れるようで、登山客の多くが藪をかき分けてススタケ取りに夢中でした。調理道具持参で、取ってすぐに天ぷらにして食べるみたいですね。ヘリポートは宴の会場と化してます。楽しそう!

 

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下りも1時間くらいで降りてこれました。先ほどまで登ってた唐堀山を見上げます。

 

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帰り道の途中にある土日限定のそば屋さん、「こっこ通」で2度目のランチです。1度目は山頂で済ませてます。

 

 

疲れも残さず、気持ちのいい登山になりました。雪も消え、本格的なグリーンシーズン到来です。私のチャレンジも49山目になり、次がいよいよ区切りの50山目です。

さあて、次はどの山に行こうかな!

っとその前に高山ウルトラと、立山山麓トレイルラン頑張ります!

暑くて熱くてアツかった、東尋坊 愛のマラニック(まとめ)

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なんとか103㎞を走りきりゲットした私の完走メダルと、こちらも頑張って52㎞を完走した彼女の完走メダルを並べてみました。

 

このレース、103㎞の部の完走率は約60%でした。比較的フラットなコースで制限時間もゆるいはず。なのにここまで低下したのは、やはり暑さにみんな苦しめられたんだと思います。その証拠に…

 

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なんとあんなにボロボロになり、後半抜かれまくったと思っていたのに速報順位は32位でした。絶対もっとたくさんの人が前にいたと思うんだけどなぁ……これは正直意外でした。

 

さて、今回のレース得た教訓を今後に生かすため、ここで振り返りをしたいと思います。

 

① 暑さを理由に水分ばかりを摂ると、肝心の栄養補給が疎かになる。エイドでも水分摂ることを優先してしまい、飲んでしまうと「食べること」を忘れてしまう。「このエイドで何をするか!」はあらかじめ決めておく。

 

② 暑さ対策で用意した「冷感タオル」はスグレモノ。確かに涼感は感じられた。真夏にどれだけ効果があるかは分からないが、間違いなく今回は役立った。これが無かったらもっとキツかったと思う。

 

③ 前日の睡眠不足(3時間半)は多少なりとも影響したと思う。ロングレースの前日は眠れないケースがが多いので、数日前からしっかり寝ておくことも大事。

 

④ エイドで自作ドリンクを作ってみたがどうにも面倒。粉やジェルを溶かすだけなのに、封を切ったりボトルに入れたりがストレスになる。市販品を使うなりでもっとシンプルにしよう。

 

⑤ 自分が感じてる以上に、周りからは「速い人」「強い人」に見られている。期待⁈を裏切らなよう、高いレベルを求めていかなければ。リタイアなんて出来ないぞ!

 

⑥ ウルトラの練習は「質より量」の側面が大いにある。スマホ見たりゴロゴロしてるヒマがあればその時間で走るべし!

 

といったところでしょうか。

ウルトラは間違いなくキツいんですが、毎回いろんなことを学べます。高い受講料払ったからには、今後に必ず生かさなければ…。幸か不幸か6月10日には次なるウルトラ、飛騨高山ウルトラマラソンが待っています。時間はあまりありませんが、やれることはしっかり準備しておこうと思います。

 

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当日の夜は東尋坊近くの「はれや旅館」さんで宿泊。温泉と料理で疲れを癒し、女将さんの心遣いで楽しいくつろぎのひと時を過ごしました。この大会にまた参加することがあったら、その時もこの宿でいいかなと思えました。

 

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翌日は改めて東尋坊を見学。高い所が苦手な私は恐る恐る覗き込むのが精一杯…。でも足腰へのダメージはさほど感じてはなくて、岩場もスタスタ⁈と歩けましたよ。ここはとにかく観光客がいっぱい。前日に103㎞のマラニックやってたとは誰も思わないくらい、雰囲気が全く違っていました。

 

その後、職場や家へのお土産を買い富山へ戻りました。

 

東尋坊 愛のマラニックは気温も暑かったし、エイドボランティアの応援も熱かったし、「愛」を叫ぶ人々もアツかった!

暑くて熱くてアツかった、東尋坊 愛のマラニック(大会当日編②)

前回の続きです。

 

さて、折り返しを過ぎペースを落とし始めた私ですが、本当の失速はまだ先でした。というのも、折り返し直後は下り基調で走りやすい道が続くため、まだそれなりに走れます。56㎞の勝山駅、59㎞の発坂駅、63㎞の小舟渡あたりはまだ頑張れました。後続から抜かれることもなく、前のランナーをパスすることもまだありました。キロ6分20〜30秒くらいで粘れていましたね。

 

しかし、66㎞の上志比エイドあたりから一気に疲労が襲ってきました。暑さが次第に気になりだし、水分の摂取ばかりが増え、食欲が失せてきました。ここで提供されたニンニクラーメンは、今回のエイド食の中で一番の楽しみにしてたはずなんですが、どうにも食べられません。ここのエイドを出てからは走ったり歩いたりを繰り返すことが多くなってきました。

 

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こうなると頭の中もネガティブ思考に支配されてきます。曇り空だった天気も午後からは陽も射し気温が上がってきました。歩くときは「暑いの苦手なんだから走れないよ!」と自分に言い訳をし始め、「先週ガチでトレイル6時間以上走ってるんだから回復しきってないんだ…。」と次々と言い訳が浮かんできます。歩いているとさすがに後続から抜かれます。その度に悔しさよりも自分への無力感に襲われてました。トレイルのレースではたまにあるんですが、ロードのレースでここまでしんどくなるのは久しぶりでした。こうなると目標タイムは大幅に下方修正することに…。時間内の完走はできそうですが、どこまで遅くなるんだろうかと思い始めてました。

 

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79㎞のエイドは二胡演奏や小籠包、焼売を提供する中華風な雰囲気でした。しかし暑さにやられた私、普段は大好物な中華もこの時ばかりは全く受け付けません。漂う匂いだけで気持ち悪さに拍車がかかります。エイドボランティアの皆さん、ごめんなさい。チャイナドレス姿のお姉さんたちが頑張っておられましたが、私は全く余裕がありませんでした。でも冷たいおしぼりは嬉しかった…。

エイドで補給できない分は自分のジェルなどで凌ぎました。でもこれを摂るのもやっとです。

 

80〜90㎞の区間が今回のレースで最もキツく、ペースを落とした区間でした。とにかく体に力が入らず歩いてばかり。西日が正面から照りつけ、さらに体力を奪われます。この区間では自販機も利用しました。たしかペットボトルのリアルゴールドを買ったんですが、おかげで多少の刺激は入りましたね。しかし喉の渇きは解消されてもエネルギー不足はそのまま。このままラストまで歩き続けることになることも覚悟しました。一応脚は大丈夫だったので、歩けなくなることは無いとの自信はありました。

 

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正面から照りつける太陽と、その陽の光を受け黄金色に輝く麦畑。そんな中をとぼとぼと歩いていた私ですが、90㎞を過ぎたあたりから再び力が戻ってきました。何か特効薬があったわけでもなく、何かを食べたから回復した!という実感もありません。ただ単に「このままでは終われない!」の想いが身体を動かしてくれた感じです。前半ほどのスピードはもちろん出ませんが、それでも歩くよりは全然速く、なんとか日没前にゴールできそうかなと思えるようになりました。

 

残り5㎞、三国神社の前を通り三国の港町に入ります。昭和レトロな雰囲気で、観光で来ても楽しめそうな街並みが続きます。ただこの街並みが意外に長く、あれ?まだ続くの?の連続でした。なんとか走れますが、なかなか残りの距離が減らない…。

 

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三国の街並みを過ぎて現れた愛の試練坂。さすがに歩きます。でもここを登り切ったら夕陽に輝く日本海が目の前に現れました。ゴールの東尋坊まで本当にあとちょっと…

 

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ようやくのゴール到着です。暑さに苦しめられて後半ボロボロになり、自己採点するならば40点くらいのレース内容でしたが、ゴールしてしまえば全てが報われます。今回に関してはタイムは二の次です。この時ばかりは無事完走できたことがなによりでした。

 

 

ゴール後の模様はまた次回に書きます。

暑くて熱くてアツかった、東尋坊 愛のマラニック(大会当日編①)

前回からの続き…

 

わずか3時間半の睡眠だったにもかかわらず、案外寝起きはスッキリでした。レースに向かう緊張感が眠気を飛ばしている感じでしょうか。パンやおにぎりを頬張りながら、着替えなどの準備をします。3時半ごろにホテルをチェックアウト、会場には4時前には到着しました。ラッキーな事に、会場近くの駐車場がまだ空いてました。100㎞以上を走った後、さらに車まで歩くのはとてつもない負担なのでこれは助かります。

 

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私は5時のスタートでしたが、まずは4時半のアーリースタートの方々を見送ります。号砲と同時に色とりどりの風船を飛ばす光景はメルヘンチックでした。見てる方もなんだか照れる…。

 

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午前5時、いよいよ私もスタートです。メッセージカードを括り付けた風船を一斉に飛ばしました。夜が明けた空に風船が飛んでいきます。風船やカードも環境に配慮した素材なんだとか。見てた時は照れましたが、やってみるとテンション上がりました。意気揚々と103㎞の道のりへ走り始めます。

 

序盤は三国の市街地を走りますが、参加人数もそれほど多くないのですぐに隊列が整います。この日の予報は晴れ。それでも朝は薄曇りっぽい空で涼しかったので、とても気持ちよく走れます。

 

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あっという間に第1エイドに到着しました。この大会は充実したエイドが特徴です。約5㎞間隔にあり、それぞれで個性ある名産物を提供してくれるんです。ここではオレンジジュースでした。

 

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10㎞も行かないのに前後と間隔が空いてきました。初出場でコースを知らないし、前のランナーの姿が見えなくなるとコースが合ってるのか多少不安になります。三国の市街地を過ぎるとひたすらフラットな田園地帯を進みます。

 

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20㎞地点。日本最古の天守閣で有名な丸岡城にやってきました。この辺りからアーリースタートの方々を見かけるようになります。ここのエイドで素麺を食べ、トイレを済ませました。ここでは一般の観光客の方々も多くいましたが、トイレを利用中、それらしき若い男性から「100㎞走るんですか?すごいですね!」と、声を掛けられました。いやいや、まだ20㎞来ただけなんで…先は長いですよ!と返します。本当にそれが本音でした。

 

この先も25㎞のステーキや、31㎞の木の葉寿司、36㎞のぼっかけといった名産を堪能しながら順調に進みます(←写真撮り忘れてます)。36㎞のエイドでは完走祈願の手作りのお守りを女の子からシャツにつけてもらいました。

 

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可愛らしいお守りです。これで完走間違いなし!

 

この辺りまで平均でキロ5分40〜50秒といったところ。トイレやエイド、信号待ち(結構たくさん待たされる…)などもありましたが、10㎞1時間以内はキープしてたので、10時間くらいでゴールできるんじゃないかとの期待も膨らみました。前半が登り基調、後半が下り基調なのでいけそうな気持ちになってました。

 

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40㎞の上森川神社での太鼓演奏。力強いリズムで背中を押してくれます。応援に励まされ、まだまだ元気です。

 

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勝山市の平泉寺が折り返し地点になりますが、そこへの参拝道がこのコース最大の登りになります。私自身のペースダウンもこの辺りから…

確かにここまで来たルートの中では最大の登りになりますが、普段ならゆっくりでも走って登れる斜度です。ところが体に力が入らず、登り始めから途端に歩いてしまいました。むむ、どうやらスタミナが切れてきたようです。

 

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登り切って51㎞の折り返し地点に到着です。ここのエイドでゼリーと団子を食べましたが、すでに体に力が入らないのを実感してました。うーん、後半戦は厳しいレースになりそうだな…という感覚が私の中にありました。これまでの経験から言って、ウルトラの中間地点で疲れを感じてるようだと後半戦はかなりキツイ思いをします。せめて70〜80㎞まではラクに行かないと。

 

後半は前半とはまるっきり異なる展開になってしまいました。もちろん悪い方にですが…

 

 

大会当日編②に続きます。

暑くて熱くてアツかった、東尋坊 愛のマラニック(前日受付編)

先週のTOGA天空トレイルランに続いて2週連続の大会に出場、今週は福井の東尋坊 愛のマラニック102㎞です。先週と同じく土曜開催、そして前日受付しかないので、金曜の午後に仕事を切り上げ現地に向かいました。

 

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日没直前に東尋坊に到着。日本海に沈む夕陽を眺めながら、明日の完走を誓います。

 

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受付会場である三国観光ホテルにやってきました。目立つ景観の格式あるホテルのようです。参加人数も多くない大会なので、待ち時間ゼロで受付は完了です。

 

この日の宿泊はホテルに素泊まりなので、夕食をどこかで食べようということになったんですが、思わず見つけた焼肉屋にそのままパークイン!地元の名物を食べる手もあったんですが、果たして口に合うかも分からない物よりも、定番の美味しさに気持ちが向かいました。

 

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食べ放題だったため、熱々に焼いた肉をたらふく食べました。カーボローディングと言えば聞こえはいいですが、単なる食べ過ぎですね。こんなに食べて、明日の朝は大丈夫だろうか…

 

焼肉食べた後はホテルに向かいチェックイン!お風呂に浸かり明日の準備&参加賞の確認をしました。

 

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バスタオルにかき餅、焼き海苔ふりかけに塩をいただきました。あと、ノンアルビールもありましたね。地元の名産品をいただけるのは、その土地の文化などにも触れられる気がするので嬉しいです。ゼッケンも付け、気分も高まってきました。

翌朝2時半の起床のため、目覚ましをセットしてこの日は就寝です…がすでにこの時点で11時過ぎてました。このままじゃ3時間半しか寝られない…。

 

 

当日編に続く…

 

涼しさのおかげで快走できたTOGA天空トレイルラン(後編)

前編からの続き…

 

上百瀬エイドを出るとすぐに林道に入り、2㎞ほど登っていったあたりでトレイルに入ります。この辺りもミドルの方を多く見かけるようになりましたが、私の方がペースが速いらしく、抜いて行くことがほとんどです。おそらくですがこの日、中盤以降ゴールまでで私が抜かれたのは2人だけ。それくらいペースは保てたということですね。この辺りも気持ちよく走れました。

 

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時折、陽も射し始めました。暑くもなく本当に走りやすい!

 

三角点までは一旦登りますが、登り切ると次の大きなエイド、そばの郷エイドまでは下り続けます。トレイルバターやmtcオイルといった、糖質ではなく脂質中心のエネルギー補給を心掛け、胃腸の調子も崩れません。脚も大丈夫!ただ一つの不安は痛めた胸部だけでした。下りで揺さ振られるとさらに痛みが気になります。

 

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29㎞地点のそばの郷エイドに到着です。

去年はここで下痢を起こし、トイレに駆け込みかなりタイムと体力をロスしたのを思い出します。今回もトイレは行きましたが下痢や胃腸トラブルとは無縁。補給がうまくいっているから?それとも涼しいから?…おそらく両方でしょう。

あと、ここで食べた行者にんにくがとても刺激的(←美味しかった!)で一気に覚醒しました。お土産に買えば良かったと後悔です。

 

毎年この先は歩くことが多くなる区間です。ダラダラした登りが続くのと、スタートから4時間以上経過して、そろそろ体力的に余裕がなくなってくるんですよね。今回も歩くこともありましたが、「まだ限界じゃないぞ!」と自らに言い聞かせ、緩やかな登りやフラットな箇所はゆっくりでも走ることにします。苦い思い出が多い林道を、今回は踏ん張り通すことができました。

 

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35㎞地点の瞑想の郷エイドに到着です。ラストの補給と思いマグオンジェルを摂ります。エイドボランティアの方々はとても寒そうでした。寒い中ありがとうございます。

 

このエイドを過ぎたあたりで、招待選手で女子トップの黒田清美さんと近くを走ることが多くなりました。そして38㎞付近までは私が数10m前を行ってたんですが、ロンレーを過ぎて下りに切り替わったあたりで、黒田さんは一気にスパート!あっという間に見えなくなりました。下りでもう脚を残していなかった私は胸の痛みも重なりとても付いていけません。

奥宮さんといい、黒田さんといい、トレランの実力者はペース配分が上手く、登りは淡々、下りはスイッチ入れてブッ飛ばすって感じでした。登りで頑張りすぎ、下りでそれなりになってしまいペースが上げられない…というパターンが多い私にとって、このペース配分は参考になりそうです。この黒田さんが、私を抜いていったうちのお一人です。

 

残り3㎞を切ったあたりで後方からもう一人、男性の方に抜かれました。この方は去年の立山マラニックや道宗道、富山マラソンでも会話を交わした高岡市の方。昨年は私が先着したんですが今回はラストで交わされました。「足プルプルやー」と言いながらも走る続ける後ろ姿、見習わなければ!

 

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残り2㎞を切りました。地元の小学生のメッセージボードに元気をもらいます。細かなアップダウンを繰り返していると…

 

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ついにゴールまで来ました。単独走になったのでゴール手前の声援を独り占め!気持ちいいです。

 

 

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やりました!久々の大会で我ながら会心のレース内容でした。順位にも大満足!去年は散々苦しめられたこの大会、リベンジできたかな。

 

ゴール後は、この大会の運営に大きく携わっている高校時代の同級生M君と会話。「毎年出てくれてありがとう」と言ってくれましたが、いやいやお礼を言うのはこちらです。「回を重ねるごとにいい大会になってるね」と伝えました。本当にそう思います。

 

さて、無事ゴールして帰宅したあたりから胸の痛みが本格的になってきました。「こりゃひょっとして…」と心配になり、週明けの月曜に整形外科を受診しましたが、幸いにも打撲との診断でした。折れてなくて良かった…。

 

今年の第一弾大会は大満足の結果でした。そしてなんと今週末にはすぐに第二弾がやってきます。栄養・休養をしっかり取り、十分回復させて週末の大会に臨みたいです。